ALPO-Japan: Jupiter Section (December 19, 1998)

1998年12月19日の木星

池村俊彦・奥田耕司・林 敏夫・堀川邦昭・前田和儀


December 19, 1998

●概況
STBは大赤斑の後方からII=230度付近のFAまでが淡いBeltです。その間のII=111度にSTBs Dark Spot、II=136〜149度に横に広がったDark Section、II=161度のSTZにDark Spotが存在しています。

BEは池村氏のNo.115の画像の左方に微かに認められ(II=207度付近)、FAはII=240度付近にあります。CM左の白斑状のものはこれらとは異なるようです。眼視ではBEを検出するのは難しいかもしれません。

Mid-SEB Outbreakの白斑の後端部は、12月 2日にII=177度でしたが、19日にはII=161度になりました。活動領域はますます狭まってきました。

NTZに明瞭な明部が見られ、II=116〜212度に広がっています。この後端部からNTBが北に広がっています。


池村俊彦 T.Ikemura (310mm Newtonian, Digital Still Camera NEC Picona)


No.113 1998/12/19 08:10:04(UT)
I=164.1 II=145.9 III=286.9
De= +1.9゜E.Dia=39.55"
31cm F5 ニュートン
テレビュー5Xバーローレンズ
1゜プリズム 合成 F39
NEC PICONA 1/7秒 3枚コンポジット

極端な画像処理を適用(伊賀)



No.114 1998/12/19 08:26:48(UT)
I=174.3 II=156.0 III=297.1
De= +1.9゜E.Dia=39.54"
31cm F5 ニュートン
テレビュー5Xバーローレンズ
1゜プリズム 合成 F39
NEC PICONA 1/7秒 2枚コンポジット

極端な画像処理を適用(伊賀)



No.115 1998/12/19 10:32:52(UT)
I=251.2 II=232.2 III= 13.3
De= +1.9゜E.Dia=39.53"
31cm F5 ニュートン
テレビュー5Xバーローレンズ
1゜プリズム 合成 F39
NEC PICONA 1/7秒 4枚コンポジット

極端な画像処理を適用(伊賀)



前田和儀 K.Maeda (310mm Newtonian, Digital Still Camera NEC Picona)


極端な画像処理を適用(伊賀)

No.29 1998/12/19 08:45(UT)
I=185.1 II=166.7 III=307.8
NEC PICONA 1/7秒

STrZのCM左の暗斑はCCD上のゴミと思われます(伊賀)。

極端な画像処理を適用(伊賀)

No.30 1998/12/19 09:49(UT)
I=224.3 II=205.6 III=346.6
NEC PICONA 1/7秒

SSTBのCM右の暗斑はCCD上のゴミと思われます(伊賀)。

林 敏夫 T.Hayashi (355mm Schmidt-Cassegrain, Drawing)

No.71 1998/12/19 08:25(UT)
I=172.7 II=154.4
Seeing:3/10 Transp.:3/5 x312

  • SEBのCM付近に白斑が輝いている。
  • NEBは良く見えない。NTB・NNTBが良く見える。

No.72 1998/12/19 10:55(UT)
I=264.1 II=245.1
Seeing:5/10 Transp.:4/5 x312

  • SEB全体的にのんべりしている。
  • STBのCMに白斑がある。左に暗斑で区切られている。
  • NNTBが左で切れている。


奥田耕司 K.Okuda (250mm Newtonian, BITRAN BT-01 CCD Camera)


Image#102 1998/12/19 10:05(UT) I=232.8 II=214.0
Image#103 1998/12/19 10:28(UT) I=246.9 II=227.9

画像強調を適用(伊賀)

S=2/10-3/10 T=9/10(時々雲通過)

  • 悪シーイングではあるが、STBが淡く見える
  • SEB NEBは同程度の暗さのベルトとして見える
  • NTBはハッキリしている


堀川邦昭 K.Horikawa (160mm Newtonian, Drawing)


No.105 1998/12/19 10h16m(UT)
ω1=240.5 ω2=221.5
Seeing:3/10 Transp.:5/5 x200
  • BE付近がぼんやり明るく見える
  • FAは確認できず
  • SEB内はモヤモヤした濃淡が見られるのみ
CMT観測 (時刻はUT)
350. 1998/12/19 10:41EZN DFESTC1255.6


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