ALPO-Japan: Jupiter Section (January 10, 1999)

1999年 1月10日の木星

安達 誠・林 敏夫・前田和儀


January 10 1999

●概況
STB OvalのBEとFAが観測されました。前田氏の画像No.49で、STZに見られる白斑がBEでII=199度に位置しています。また、No.50の画像で、CM左にSTBの暗斑(II=207度)があり、その直後のSTBにGap(II=214度)があり、その後方からSTBが濃く見えています。FAはII=228度付近にあるようです(安達氏のCMTでは228度)。安達氏のNo.149に詳細な様子が捉えられています。

林氏は眼視でFAをSTBの左端に捉えられています。


前田和儀 K.Maeda (310mm Newtonian, Digital Still Camera NEC Picona)


極端な画像処理を適用(伊賀)

No.49 1999/01/10 08:03(UT)
I= 28.6 II=202.6 III=349.5
NEC PICONA 1/7秒



極端な画像処理を適用(伊賀)

No.50 1999/01/10 08:16(UT)
I= 36.7 II=210.6 III=357.5
NEC PICONA 1/7秒



安達 誠 M.Adachi (310mm Newtonian, Drawing)


No.149 1999/01/10 08h37m (UT)
ω1= 49.2 ω2=223.0
Seeing:2/10 Transp.5/5 ×390
  • STBだけ時間をかけて注視した。
  • FAのCMは8h52mでII=232.0度。
  • SEBは中央にBandがあって赤味が感じられる。SEBnは淡くなってきており、色は青色である。
  • EBは淡くてほとおんどつかめない。Festoonも同じ。
  • NTBは非常に濃いが、NNTBは淡い。


No.150 1999/01/10 09h27m (UT)
ω1= 79.7 ω2=253.2
Seeing:2/10 Transp.5/5 ×390
  • STBは濃く描きすぎた(実際はもっと淡い)。
  • STZに右端にわずかに明るい領域が見えてきた。
  • STrZは最も明るい。
  • EZnに比較的大きなShade(Festoon)がある。あまり青味は感じられない。
  • NEBnのD.spotはBargeかもしれない。
  • NTrZはやや明るくなっているようだ。


林 敏夫 T.Hayashi (355mm Schmidt-Cassegrain, Drawing)

No.79 1999/01/10 09:25(UT)
I= 77.9 II=251.5
Seeing:3/10 Transp.:4/5 x312

  • フェストーンが2つ確認できる。
  • STB左端に白斑が2つあるか?。
  • NTBのCM右より太くなっている。


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