ALPO-Japan: Jupiter Section (January 21, 1999)

1999年 1月21日の木星

安達 誠・奥田耕司


January 21, 1999

●概況
奥田氏の画像と安達氏のスケッチで大赤斑付近が観測されました。大赤斑は南半分に小さな核が見えている程度です。前方のSTrZにDark Streakが伸びています。後方のSEBsは濃く観測されましたが、SEBZには明るい領域は見られず、SEBnも淡くなっています。

STBsの暗斑が大赤斑にせまっていますが、この画像では条件が悪いためかDark Sectionのように見えます。大赤斑の南側を通過する際の変化が注目されます。

NTZに白いセクターが見えています。


奥田耕司 K.Okuda (250mm Newtonian, BITRAN BT-01 CCD Camera)


Image#118 1999/01/21 08:49(UT)
I=349.7 II= 79.5

画像強調を適用(伊賀)

S=3/10 T=10/10 ND4-FIL

  • GRS直前のSEBsが暗く目立つ、後方はそれよりやや暗さは落ちる
  • GRS北側はSEBsからの暗部が続いて後方まで暗くアーチ状になっている
  • NEB NTBともに暗くよく目立っている


安達 誠 M.Adachi (310mm Newtonian, Drawing)


No.156 1999/01/21 08h56m (UT)
ω1=352.2 ω2= 84.8
Seeing:1/10 Transp.5/5 ×500
  • SSTBは相変わらず濃淡が入り乱れているが、目立ったものはない。
  • GRS前方のSEBnは見ることができない。
  • GRS直後のSEBsは前方の暗物質の供給を受け、黒く膨らんだ姿になっていった。
  • NEBは全体に濃いオレンジ色になって見える。


ALPO-Japan HomePage Jupiter Section