ALPO-Japan: Jupiter Section (January 30, 1999)

1999年 1月30日の木星

伊賀祐一・池村俊彦・奥田耕司・小山田博之・林 敏夫・前田和儀


January 30, 1999

●概況
第II系で300〜10度付近の観測です。STBは314度のGapから後方では淡くなっており、南側のSSTBが濃く見えています。池村氏の画像ではII=351度のSSTBに白斑が見られます。STrZのDark Streakですが、池村氏や前田氏の画像ではかすかに東西に見えているようです。SEBは赤味の強い太いベルトですが、II=335度と8度のSEBnに白斑が存在しています(奥田、前田、池村、伊賀、林)。

NEBの左にはRiftが見え、またNTrZの白斑がII=329度と6度にあり、NEBnに湾入しているのが顕著です。この白斑の間のNEBは太く濃く見ています。NTBは1本のベルトとして見え、NTZには白い帯が広がっています。


奥田耕司 K.Okuda (250mm Newtonian, BITRAN BT-01 CCD Camera)


Image#121 1999/01/30 08:18(UT) I=309.6 II=330.9
Image#122 1999/01/30 08:29(UT) I=316.3 II=337.5
Image#123 1999/01/30 08:35(UT) I=319.9 II=314.2
Image#124 1999/01/30 08:43(UT) I=324.8 II=346.0

画像強調を適用(伊賀)

S=3/10-2/10 T=9/10(曇がよく通る)ND4-FIL

  • まだ空が明るい状態での観測のため細部まで見ることができない
  • CCDでは、CM2=340度と370度付近のNTrZに白斑が確認できる


前田和儀 K.Maeda (310mm Newtonian, Digital Still Camera NEC Picona)


極端な画像処理を適用(伊賀)

No.56 1999/01/30 08:22(UT)
I=313.5 II=334.8 III=127.0
NEC PICONA 1/7秒



池村俊彦 T.Ikemura (310mm Newtonian, Digital Still Camera NEC Picona)



極端な画像処理を適用(伊賀)

No.131 1999/01/30 08:31:52(UT)
I=319.4 II=340.6 III=132.8
De= +2.0゜E.Dia=35.34"
31cm F5 ニュートン
テレビュー5Xバーローレンズ
2゜プリズム 合成 F35

NEC PICONA 1/7秒 6枚コンポジット




極端な画像処理を適用(伊賀)

No.132 1999/01/30 08:40:44(UT)
I=324.8 II=346.0 III=138.2
De= +2.0゜E.Dia=35.34"
31cm F5 ニュートン
テレビュー5Xバーローレンズ
2゜プリズム 合成 F35
NEC PICONA 1/7秒 4枚コンポジット



林 敏夫 T.Hayashi (355mm Schmidt-Cassegrain, Drawing)

No.82 1999/01/30 09:15(UT)
I=344.8 II= 5.8
Seeing:2/10 Transp.:4/5 x380

  • シーイングが悪く、SEBははっきりしない。
  • NEBnのCM左に湾がある。右には大きい浅い凹みがある。


伊賀祐一 Y.Iga (280mm SC, Digital Still Camera NEC Picona)


No.77 1999/01/30 09h21m(UT)
I=348.8 II= 9.8 III=162.1
Seeing:3/10 Transp.:3/5 LV15mm
3 images composite
  • 大赤斑の前方だが、気流が悪いので詳しいことは不明。
  • SEBnのCM左に白斑があるようだ。
  • NEBnのCM付近にBayがある。


小山田博之 H.Oyamada (200mm VISAC, Drawing)


No.45 1999/01/30 09:28(UT)
I=353.4 II= 14.3
Seeing:4-3/10 Transp.:4-5/10

No.46 1999/01/30 10:04(UT)
I= 15.3 II= 36.0
Seeing:4-3/10 Transp.:5-5/10

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