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浅田氏からSTB OvalのBEとFAの各波長別の画像が送られてきました。左からB/V/R/I/Methaneバンドの画像です。本人からの解説が届き次第、掲載を予定しています。
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マージしたBEはメタンバンドでは明るいOvalとして捉えられていますが、B/V/R/Iの各波長では拡散状ではっきりしません。唯一、B光で輝度があり、眼視的には青色を帯びていることを示しています。これまでの永続白斑は、I-bandで明るく見えていましたが、このBEはこの波長でもはっきりしないことが特徴です。
一方、FAはMethan bandやI-band、R光で明るく捉えられていて、これまでと同じ様相を示しています。
BEの直後に5月から6月に見られた、STBに斜めに湾入していたRift構造は、7月に入り様子が変化しました。7月2日/5日の画像では、BEの直後のSTBsに小さな暗斑が認められ、Rift構造というよりもSTB内の白斑あるいはStreakのように見えます。7月17日/22日の画像では、STBsの暗斑から後方にSTBsを濃化部が伸びて、FAまで達しました。BEの後方からFAまでのSTBは、Streakが伸びて、全体として淡くなりました。
(伊賀)
各波長によるSTB Oval 'BE'の変化(縮小イメージ)
※Original Image(JPEG 1122x960 89KB)はこちらをクリックして下さい
Date(UT) |
305mm Newtonian MUTOH CV-04 CCD Camera
Left to Right: B/V/R/I/Methane band |
July 3, 1998 |
July 5, 1998 |
July 17, 1998 |
July 22, 1998 |
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