ALPO-Japan: Jupiter Section (February 5, 2000)

2000年 2月 5日の木星

奥田耕司、前田和儀
K.Okuda, K.Maeda


February 5, 2000(UT)

Summary
STB-SSTB: 淡い1本のベルトと見えていたSTBが、280度付近から後方では次第にSSTBの暗斑にシフトしている経度です。

SEB: SEBsが濃いベルトとして見えており、その南縁にはSTrZの暗斑が見えています。

EZs: 奥田氏の画像(10h02m)と前田氏の画像に見られるEZs白斑は、1999年10月から追跡されている白斑の前方に位置するものです。新しい活動ではないかと思われます。

NEB: 奥田氏の画像(8h15m)では、230度付近のNEBnにBarge状の暗斑が見えており、その後方のNEB北縁には大きな湾入が見られます。


Koji Okuda (250mm Newton, BITRAN BT-01 Cooled CCD Camera)

2000/02/05 08h15m(UT) I=179.2 II=249.8 III=141.9
2000/02/05 08h34m(UT) I=190.8 II=261.3 III=153.3
2000/02/05 08h59m(UT) I=206.1 II=276.4 III=168.4
2000/02/05 10h01m(UT) I=243.9 II=313.9 III=205.9

250mm Newton, BITRAN BT-01, LRGB
Seeing:6-7/10 Transp.: 10/10

コメント

  • 日没直後のため明るく、眼視ではほとんど細部が見えない
  • CCDではかなり細部まで確認できる
  • EZにそれぞれ暗部があり、特に300°あたりが目立つ

カラー合成に使用したフレーム

Kazuyoshi Maeda (350mm Newton, Cooled CCD Camera BITRAN BJ32C)

No. 93 2000/02/05 09:30:00(UT)
I=226.3 II=296.5 III=187.4


Enhanced by Y.Iga

350mm Newton(F5), f/39
BITRAN BJ32C
6 frames composite


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