ALPO-Japan: Jupiter Section (June 14, 1999)

1999年 6月14日の木星

忍穂井幸夫、堀川邦昭、前田和儀
Y.Oshihoi, K.Horikawa, K.Maeda


June 14, 1999(UT)

●Summary
忍穂井氏からの今シーズンの初観測の報告です。大赤斑がほぼ中央の画像です。大赤斑の形がいびつですが、その南のSTBsの暗斑(#1)が大赤斑を通過したところと、暗斑(#2)が大赤斑の直後にせまっている様子が分ります。前田氏の画像ではガニメデの影の経過が見られます。

堀川氏の観測ではSTBの右にBEが捉えられています。また、大赤斑の後方のSEBZに白斑を観測されていますが、昨シーズンほどの活動領域の幅がなく20度ほどしかないことを報告されています。

この日の衛星現象は以下の通りでした。

イオ影の経過16h29m(UT)18h40m(UT)
イオ本体の経過17h37m(UT)
ガニメデ影の経過17h07m(UT)
イオとガニメデの2つの衛星の影の経過があり、にぎやかな木星面でした。イオの本体の経過もありましたが、画像には捉えられていないようです。

Yukio Oshihoi (210mm Newton, Digital still camera NEC PICONA)

No. 1 1999/06/14 17h59m(UT)
I=351.1 II= 59.2 III=247.5
210mm Newton
2 images composite

かなり出遅れてしまいましたが、ようやく今シーズンの木星初画像を撮る事ができました。透明度は良いもののシーイングが最悪で良い画像はありませんが、眼視でも淡いGRSを見る事はできました。

強調画像作成:伊賀
  • ガニメデとイオの影が木星面に黒い点となって見える。
  • GRSは淡いが、やや上半面が濃く見える
  • STBsの暗斑は、眼視では確認できなかった。


Kazuyoshi Maeda (280mm Newton, Digital still camera NEC Picona)

No. 8 1999/06/14 18h58m(UT)
I= 27.5 II= 95.4 III=283.7
280mm Newton
NEC PICONA 1/7sec


強調画像作成:伊賀

Kuniaki Horikawa (160mm Newtonian, Drawing)

No. 11 1999/06/14 19h06m(UT)
I= 33.2 II=100.7
Seeing:4-5/10 Transp:5/5
160mm Newton x200
観測コメント
  • RS本体は淡いが明瞭、外周よりも中央部の方が濃く見える
  • RS後方のSEBZ活動域は20°程の長さしかない
  • 右limb近くのSTBに比較的明るい白斑がある、恐らくBEであろう
  • RSとの間のSTBは微妙でよくわからない
  • EZには大型のfestoonが2本あり
  • SSTB上の黒点はIII shade
CMT観測 (時刻はUT)
10. 1999/06/14 18:47EZN WOVALC1 21.6
11. 1999/06/14 18:56SEBN DSECTP2 94.8
12. 1999/06/14 19:04EZN DFESTC1 31.9
13. 1999/06/14 19:34EZN DFESTC1 50.2


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