ALPO-Japan: Jupiter Section (June 21, 1999)

1999年 6月21日の木星

忍穂井幸夫、佐藤幹也
Y.Oshihoi, M.Satoh


June 21, 1999(UT)

●Summary
佐藤幹也さんからの今シーズンの初観測が届きました。

大赤斑の位置はCMTからII=67.6度です。大赤斑前方のSTBの濃い箇所はSTBsの暗斑(#2)で、またSTBsの暗斑(#3)がちょうど大赤斑の真南を通過している様子が捉えられています。

SEBZの今年の特徴が捉えられており、大赤斑前方のSEBsが濃く見えています。


Yukio Oshihoi (210mm Newton, Digital still camera NEC PICONA)

No. 2 1999/06/21 18h38m(UT)
I= 39.8 II= 54.4 III=244.5
210mm Newton
3 images composite


強調画像作成:伊賀


No. 3 1999/06/21 19h00m(UT)
I= 53.4 II= 67.8 III=257.9
210mm Newton
single image


強調画像作成:伊賀
画像の大きさを合わせました


Mikiya Satoh (150mm Maksutov-Cassegrain, Drawing)

No. 1 1999/06/21 18h36m(UT)
I= 39.1 II= 53.7 III=243.8
MK-65 150mm Maksutov-Cassegrain
Seeing:7/10 Transp.:4/5
  • シーズン初観測で、とまどいながらのスケッチ。
  • STBはRSよりも前方で太いように見える。RS後方は不明瞭で明るいが、高緯度側に縞らしき暗部がみられた。
  • RSは全体的に淡く、特に前方で淡い。RS前方の隣接部分のSTrZが明るく感じ、CMTがとりずらい。
  • SEBはRSよりも前でS組織が暗い。後方はイオの影で、はっきり分からず。
  • NEB、NTBなどは際だった特徴なし。NNTBも見られた。
  • CMT
      RS p 18h43m 57.9(II)
       RS c 27h59m 67.6(II)
     (fは空が明るくなってしまい、CMTとれず)


ALPO-Japan HomePage Jupiter Section