ALPO-Japan: Jupiter Section (July 15, 1999)

1999年 7月15日の木星

堀川邦昭
K.Horikawa


July 15, 1999(UT)

●Summary
堀川氏の観測では、大赤斑は輪郭が不明瞭でやや小さく観測されています。中心は67.6度(CMT)です。

大赤斑の南を通過中のSTBsの暗斑(#3)は経度が59.8度です。大赤斑を通過し終えた様子で、その前方は斜めに北にSTBが伸びています。No.19のスケッチのCM左にはSTBsの暗斑(#2)のストリークが観測されました。

大赤斑後方のSEBZに淡い白斑を観測されていますが、全体としてSEBは淡くなっています。

一方、NEBは内部にRift構造が見られ二条に見られます。NEBnにはBargeが目立っています。


Kuniaki Horikawa (160mm Newtonian, Drawing)

No. 19 1999/07/15 18h14m(UT)
I=213.8 II= 45.3
Seeing:4/10 Transp:5/5
160mm Newton x200
観測コメント
  • RS淡く赤みなし、輪郭が不明瞭なためかやや小さく見える
  • NEBには明瞭なriftがあり、二条になっている
  • festoonはどれも大型で顕著
  • NTB不徳濃いが、南北両縁ともprojectionなく単調
CMT観測 (時刻はUT)
38. 1999/07/15 18:22EZN DFESTC1218.7
39. 1999/07/15 18:37STRZ DRS P2 59.2
40. 1999/07/15 18:38STBS DSPOTC2 59.8
41. 1999/07/15 18:51STRZ DRS C2 67.6
42. 1999/07/15 19:04STRZ DRS F2 75.4
43. 1999/07/15 19:04EZN DFESTC1244.3


No. 20 1999/07/15 19h22m(UT)
I=255.3 II= 86.3
Seeing:4/10 Transp:5/5
160mm Newton x200
観測コメント
  • RS後方のSEBには目立たない小白斑がひとつのみで、暗いstreak状の明部が伸びで単調だが、RS前方より明らかに淡い、今後の展開が楽しみ
  • NEBには濃淡多く、北縁のbargeが目立つ
  • plumeを伴ったfestoonが2本見られる
CMT観測 (時刻はUT)
44. 1999/07/15 19:19NEBN DSPOTC2 84.5
45. 1999/07/15 19:28NEBN WNICKC2 89.9
46. 1999/07/15 19:29EZN DFESTC1259.6


ALPO-Japan HomePage Jupiter Section