ALPO-Japan: Jupiter Section (August 20, 1999)

1999年 8月20日の木星

根市満之
M.Neichi


August 20, 1999(UT)

●Summary
青森県の根市さんからの報告です。大赤斑の左上にSTBsの暗斑(#3)がII=42度に観測されました。ちょうど南にSSTBの小白斑(II=38度)が見られます。No.14の画像では、STBの永続白斑BEとFAが見えてきています。まだBEとFAの間には暗い領域が存在しており、マージは始まっていない様子です。

大赤斑はII=67度に位置し、アーチも見られず、淡いオレンジ色の姿が見られます。大赤斑直後のSEBZには、明るくはありませんが、白斑がまだ活動しています。この経度のSEBZはかなり全体が淡くなっています

北半球のNEBは、経度が50度より前方に顕著な白いRiftが流れており、以前の観測よりも活発になってきています。NEB北縁には深い湾入があり、また、II=105度のNEB内部に顕著な白斑が生成しています。ここから新たなRiftが発達する可能性があります。


Mitsuyuki Neichi (200mm Newton, Digital still camera NEC PICONA)

No. 12 1999/08/20 18:06:38(UT)
I=133.3 II= 50.2 III=256.2
De= +3.5゜E.Dia=43.95"

(強調画像:伊賀)
20cm F8ニュートン反射(苗村鏡)
テレビュー3Xバーローレンズ 合成F24
NEC PICONA 1/7秒 3枚コンポジット
アンシャープマスク処理 2°プリズム
透明度 8/10 シーイング 8/10


No. 13 1999/08/20 18:19:20(UT)
I=141.0 II= 57.8 III=263.9
De= +3.5゜E.Dia=43.95"

(強調画像:伊賀)
20cm F8ニュートン反射(苗村鏡)
テレビュー3Xバーローレンズ 合成F24
NEC PICONA 1/7秒 3枚コンポジット
アンシャープマスク処理 2°プリズム
透明度 8/10 シーイング 8/10


No. 14 1999/08/20 18:52:08(UT)
I=161.0 II= 77.7 III=283.7
De= +3.5゜E.Dia=43.95"

(強調画像:伊賀)
20cm F8ニュートン反射(苗村鏡)
テレビュー3Xバーローレンズ 合成F24
NEC PICONA 1/7秒 3枚コンポジット
アンシャープマスク処理 2°プリズム
透明度 8/10 シーイング 8/10


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