ALPO-Japan: Jupiter Section (August 24, 1999)

1999年 8月24日の木星

安達 誠、伊賀祐一
M.Adachi, Y.Iga


August 24, 1999(UT)

●Summary
II=226度の観測だが、特に目立った変化は見当たらないようだ。

Makoto Adachi (310mm Newton, Drawing)
No. 29 1999/08/24 16h17m(UT)
I=338.8 II=225.7 III= 72.8
310mm Newton, x400
Seeing:3/10 Transp.:5/5

  • この辺りのSSSTBはあまり濃く見えない。
  • STBは右側では極めて淡く、ほとんど見えない。悪シーイングだけではないようだ。
  • SEBnは青っぽいが、やや黒く感じる。
  • NTrZがやや暗くなったように感じる。

No. 30 1999/08/24 16h54m(UT)
I= 1.3 II=248.0 III= 95.1
310mm Newton, x400
Seeing:3(4)/10 Transp.:5/5

  • STBは相変わらずしっかりと捉えられない。
  • SEBnはシーイングがよい時にはっきりと捉えられた。たくさんの白斑が並んでおり、CM右に小白斑が見られる。またSEBnはかなり複雑で、暗斑の連鎖になっている。
  • SEBsは一様ではなく、濃淡のムラがある。
  • EBは比較的濃く見えている。
  • NEBnにあるいくつかのBayの内側はいずれも明るく、Notchがあるように思われる。

No. 31 1999/08/24 17h32m(UT)
I= 24.5 II=270.9 III=118.0
310mm Newton, x400
Seeing:3(4)/10 Transp.:5/5

  • STBに淡い暗部が見え始めてきた。
  • SEBnの小白斑はCMTで278.8度。
  • NEBnの尖った部分は複雑で詳細はつかみきれない。
  • NTBは北組織が濃く細く見えている。
  • NNTB以北には大きな目立つものはない。


Yuichi Iga (280mm SC, Digital still camera NEC PICONA)
No. 51 1999/08/24 16h18m(UT)
I=338.9 II=225.8 III= 72.9
280mm Schmidt-Cassegrain, XP24mm(f/39)
NEC Picona 1/7sec, 8 frames composite
Seeing:3/10 Transp.:5/5
  • 気流が悪い。
  • STBが分岐して、南にシフトしてSSTBに合流し、一方はSTBnだけが後方に伸びている。
  • SEBnには淡い白斑がありそうだ。
  • NEBnの左端に拡散状の暗斑(II=199)がある。
  • NTZにかろうじてBarge(II=207)が確認できる。


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