ALPO-Japan: Jupiter Section (October 4, 1999)

1999年10月 4日の木星

安達 誠、嶋田俊之、中西英和、堀川邦昭、米山誠一
M.Adachi, T.Shimada, H.Nakanishi, K.Horikawa, S.Yoneyama


October 4, 1999(UT)

Summary
嶋田氏・中西氏・米山氏の3人の観測はほぼ同経度です。この経度ではSTBnが淡く伸びており、左端から南にシフトしている部分は暗斑の連続のように見えます。

SEBsには多くの暗斑が連続していて、これは本来のSEBsよりもさらに南の緯度になると考えられます。

NEBsのII=200度付近にはFestoonの青い色とは異なる暗斑が見えます。ちょっと気になる模様です。また、NEBnよりも少し北のNTrZのII=190度付近にはLittle Red Spot(LRS)がきれいな楕円形で見られます。また、NTZに存在しているBargeも安達氏と嶋田氏によって観測されました。


Makoto Adachi (310mm Newton, Drawing)
No. 57 1999/10/04 13h11m(UT)
I=223.5 II=158.5 III= 16.4
310mm Newton, x400
Seeing:7/10 Transp.:5->1/5

  • SSTBの暗斑は明らかに濃くなった。
  • SEBの中央組織はとても濃く見えるが、全面が暗斑の連続のようになっている。
  • EBは濃く非常によく目立つ。
  • NEBはずいぶんと幅が広くなっている。

No. 58 1999/10/04 13h52m(UT)
I=248.5 II=183.3 III= 41.2
310mm Newton, x400
Seeing:8/10 Transp.:5/5

  • この辺りのSTB〜SSTBは非常につかみにくい。中央付近に2つの暗斑が見える。
  • SEBsは切れ切れになったStreak状になっている。中央組織は濃化部がよく目立つ。
  • EBは南のエッジがやや明瞭になってきた。
  • NEBはやや幅を広く描きすぎたが、LRS直後でリフトが見えている。これから大きくなるのだろうか。
  • LRSはよく見える。右上の輪郭が比較的よく見える。

No. 59 1999/10/04 14h38m(UT)
I=276.6 II=211.1 III= 69.1
310mm Newton, x400
Seeing:9/10 Transp.:5/5

  • STBはほんの少し北寄りに感じる。
  • SEBsは非常に複雑。
  • festoonはいずれも非常に青く、実に素晴らしい眺めである。
  • NEBnにたくさん見られた小白斑は全く見られなくなった。
  • NEB内部は結構長いRiftが見られ、内部にはしずく型の白斑がchainになっている。


Seiichi Yoneyama (200mm Newton, Digital still camera NEC Picona)

No.23 1999/10/04 14:06:18(UT)
I=257.2 II=192.0 III= 50.0
De= +3.6 E.Dia=49.07"

200mm Newton(F4), LV10mm (f/27)
NEC PICONA 1/7sec, 5 frames composite
Seeing:4/5 Transp:4/5

Enhanced by Y.Iga

風が強く、星がかなり瞬いていたのですが、シーイングは予想よりかなり良く、木星のNEB中の小赤斑が良く確認できました。
NEBの中で、目の様に独立して見えていました。

Hidekazu Nakanishi (200mm Maksutov-Newton, Starlight Xpress MX5-C Cooled CCD Camara)

No.24 1999/10/04 14:17:04(UT)
I=263.8 II=198.5 III= 56.5
Enhanced by H.Nakanishi

ALTER8N 200mm Maksutov-Newton(F6), Or12.5mm(f/50)
Starlight Xpress MX5-C, 0.5sec

Comment
昨夜はピコナも試しましたが、MX5-Cのほうが良い画像が出来ましたのでこちらを送ります。

・NTBの変化が激しいようで様々な現象が見られています。
・自分としては今期の画像の中でかなり良いものに入ると思います。


Toshiyuki Shimada (150mm Maksutov-Cassegrain, Drawing)
No.14 1999/10/04 14h32m(UT)
I=271.9 II=206.6
150mm Maksutov-Cassegrain, Or6mm x250
Seeing:6(7)/10 Transp.:4/5
  • STBが南にシフトしている箇所には、不明瞭な暗斑が見える。詳細はわからない。
  • SEBsの南の縁はシャープな直線ではなく、チリチリと波打ったように見える。
  • NTZのBargeは不明瞭だが存在はわかる。

Kuniaki Horikawa (160mm Newtonian, Drawing)
No. 70 1999/10/04 15h14m(UT)
I=298.4 II=232.9
Seeing:4-6/10 Transp:1-3/5
160mm Newton x200

観測コメント
  • 雲間からの観測
CMT観測 (時刻はUT)
235. 1999/10/04 15:14SEBS DPROJC2232.9


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