| Masahiro Koishikawa (310mm Newton) |
沢山の方々からのご協力をいただき、念願の31cm鏡を完成させ 2006年6月28日、First Light を行いました。 梅雨の晴れ間での観測で、十分な光軸調整もできない状態でした。 それでも、26cm 鏡より良く見えているようです。 使用架台は、高橋製作所の EM500 ですが、ちょっとオーバーウェートです。 鏡面は、20 数年前に故星野次郎さんに研磨して頂いた物で 焦点距離は1916mmあります。 35 年間使用した26cm 鏡は、機材庫のなかでひっそりと休んでいます。 これから、十分な調整を行い、多方面の観測に活用していきたいと考えております![]()
31cm鏡に関して、お問い合わせ頂きました件ですが、 1.主鏡セル部につきましては、4ヶ所で保持しています。 そのうちの2ヶ所は、主鏡のガタをとるために、 保持金具(セル固定)の中央で可動式の押さえ板がついています。 鏡側面に当たるところとセル底部には、1.5mm厚のコルク版を 貼ってあります。シンプルな構造にしてあります。 鏡面直径 318mm ありますから、ほぼ、フル口径使用してます。 写し方の悪い写真を参照してください。
2.斜鏡及び接眼部の写真を見てください。
斜鏡は、初代 26cm の短径 57mm の物をそのまま使用しました。 スパイダーのみは新規に作成しました。 接眼部は高橋の屈折用の物を流用し 五藤 Mark-X の減速微動装置を取り付けてあります。 ピント合わせは大変楽になっています。 26と31cmの違いですが、 焦点距離は、約 5cm ほど 31cm の方が短くなっています。 同じ倍率でもコントラストがついたように感じるのは、 集光力のせいでしょうか。淡い模様も見えやすくなりました。 前にも書きましたが、 恒星のジフラクションリングが、内外とも対象なのには、 驚いた次第です。 星野さんに鏡面製作依頼を出したときに「惑星用に使用したい」と 希望を出しました。 それで頑張られたのだと考えています。 早くマウントしておけばと悔やんでおります。 そういえば80年代後半に 星野さんから「31cmどうなりましたか」と言われた記憶があります。 ハレー彗星関係でばたばたしていた頃だったと思います。 2枚の写真だけでは、ご不明な点たくさんあるかと思います。 何かありましたら、ご面倒でもご連絡いただきたく存じます。 近い内に1.3mもできますので、是非両方ご見学に来てください。 ≪仙台市 小石川正弘≫
ALPO-Japan Latest