今シーズン最初の火星観測です。視直径が8"近くになるまで観測しなかったのは今回が初めてかと思います。12月中頃まで木星に目を向けていたので仕方がないかもしれません。 火星面ではシルチス(Syrtis)の北西側にあるDioscuria〜Boreosyrtisのあたりに大きく明るい部分が夜明け直後の火星面には見られて驚きましたが、1時間後に霧も晴れて、北のBoreosyrtisが見え始めました。この時、Umbra〜Dioscuria方面に東西に白色の霧がベールのように見えていました。時間とともに見え方がかなり変わるので、1回だけの観測で模様や雲のことを言うことができないと、改めて認識しました。 わずかにしか見えませんでしたがHellasも明るく、すぐ西側のMare Hadriacumがきれいに見えていました。またいつもよりLaocoontisが濃いようにも感じていますが、これから観測数が増えれば、更に様子が分かると思います。 |
ω=235 Dia.=7.9" S=7/10 T=3/5 31cm Refl. x360 |
ω=248 Dia.=7.9" S=7/10 T=2/5 31cm Refl. x360 |
ω=261 Dia.=7.9" S=4/10 T=5/5 31cm Refl. x360 |