火星 CCD Image (1997年 1月28/31日、 2月 8/9/10日)

浅田秀人(九条観測所)

1997年 2月10日

観測ノート:
1月28日
南半球、子午線の湾の南方の明域は「ノアの地方」か?
1月31日
画像には現れていないが、眼視観測では、東端が朝霧で随分明るい。火星図と照合するとOXIA地方の朝霧と思われる。明るさの程度は北極冠より暗くHELLAS地方より明るい。
2月 8日
暗色模様はプロポンティスIとアエテリアの暗班が顕著。
ほぼ1時間毎の撮像で、明るいエリュシウムのおかげで自転がよくわかる。
2月 9日
朝夕の霧が眼視ではよく見えるが画像では?
因みに、夕霧は赤道よりやや北寄り、朝霧は赤道をはさんで高緯度帯に見える。
エリュシウムはR光で明るい。
2月10日
眼視でアルバ付近に光点を捉えた。画像ではB光で明らか。
画像では中規模の白斑状だが、眼視では中規模の白雲1個と小規模の白雲2個が見えた。

305mm(反射) CCD(MUTOH)

日時CM 等級視直径DE火星暦
Jan. 28309 -0.110.3"+23May 31
Jan. 28313 -0.110.3"+23May 31
Jan. 31290 -0.210.6"+23Jun. 1
Jan. 31297 -0.210.6"+23Jun. 1
Feb. 8186 -0.411.4"+23Jun. 5
Feb. 8200 -0.411.4"+23Jun. 5
Feb. 8217 -0.411.4"+23Jun. 5
Feb. 9193 -0.511.5"+23Jun. 6
Feb. 9190 -0.511.5"+23Jun. 6
Feb. 10174 -0.511.6"+23Jun. 6
Feb. 10175 -0.511.6"+23Jun. 6


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