1998年12月27日の火星

安達 誠


Makoto Adachi (310mm Newtonian, Drawing)

No. 3 1998/12/27 20h10m(UT)

CM=86.8  De=+23   Ls=75  Dia.=6.1"
310mm Newtonian, x390
S:6/10  T:4/5
No. 4 1998/12/27 21h00m(UT)

CM=99    De=+23   Ls=75  Dia.=6.1"
310mm Newtonian, x390
S:5/10  T:3/5


Xephem 3.0によるシミュレーション

 Ls=75°です。21:00(UT)のスケッチには黒緯線が入ってしまいましたが,これは実在しません。今回はまずまずの気流だったため,おおよその様子がキャッチできました。例年と大きくかわったところは見当たりません。南のはしにSOLIS LACUS(ソリス湖)がなんとか確認できました。また,この時期になって濃さを増していくLUNAE LACUS(ルナ湖)やGANGES(ガンゲス運河)も確認できました。スケッチの左側にある幅の広い線状の部分がこれに当たります。 また,スケッチの右はし(西の北側)に霧のかかっている様子が確認できました。大気中に水蒸気が多くなると良く起こる現象です。これからあちこちに雲が発生する時期に入ります。注意して観測に励んでください。(文責安達)

月惑星研究会関西支部のHomePageへ戻る 火星セクションへ戻る