1999年 1月 5日の火星

池村俊彦(Toshihiko Ikemura)



1999/01/05 21:29:54(UT) CM= 19.84゜7枚コンポジット
1999/01/05 21:35:44(UT) CM= 21.26゜4枚コンポジット
1999/01/05 21:38:42(UT) CM= 21.99  2枚コンポジット

中段画像のXephem3.0によるシミュレーション(作成:伊賀) De=+21.76゜Dia= 6.49" 31cm F5 ニュートン テレビュー5Xバーローレンズ 1゜プリズム 合成 F42 NEC PICONA 1/7秒


1999年1月4日の解説図から(CM=18)
MARE ACIDARIUM(キンメリア)が中央にどんと見える位置になりました。この位置は火星の北半球の中でもっとも模様がよく見える位置にあたり,撮像してもうれしいところです。NILIACUS(ニリアカス)が比較的よく見えています。また,そのすぐ西にあるNILOKERAS(ニロケラス)よく見えています。この位置は北極冠が解けて水蒸気が南半球に移動する通り道にあたります。そのため,この時期には濃く見えるのが普通です。時折,雲が発生して,隠すことがありますから,注意したいところでもあります。(文責安達)

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