1999年 1月22日の火星

池村俊彦(Toshihiko Ikemura)・新川勝仁(Msahito Niikawa)


Masahito Niikawa (280mm SC, Digital still camera Fuji DS-8)


Telescope:      C11 280mm Schmidt Cassegrain
Camera:         DS-8 taking lens removed
Filter:         IR cut + LPF 
                Or18mm, Effective F No = 41
Exposure:       1/4 sec
Seeing:         6/10〜4/10
Transparency:   3/6〜2/6
Composit:       4/8/10/9/11/11/8

Toshihiko Ikemura (310mm Newtonian, Digital still Camera NEC PICONA)


1999/01/22 20:11:36(UT) CM=198.35
1999/01/22 21:17:50(UT) CM=214.47

De=+19.69゜Dia= 7.37"
31cm F5 ニュートン
テレビュー5Xバーローレンズ 2゜プリズム
合成 F52   NEC PICONA 1/7秒   2枚コンポジット

中央付近にCERBERUS(ケルベルス)とPROPONTIS 1 (プロポンティス1)が見られる位置に相当します。新川さんのシュミレーションにはCERBERUSが濃く描かれていますが,ここ20年ほど,CERBERUSが濃く見えたことはありません。1971年には比較的濃く見えましたが,1971年の大黄雲が発生したとき以来,姿がほとんどわからなくなりました。今年も画像を見る限り,この傾向は続いているように思います。

新川さんの画像は周辺部の霧の再現が優れているようです。どの位置に何時ごろどれくらいの広がり方で見えるかをていねいに観測していただけると,よい目標になることと思います。(文責安達)


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