1999年 3月20日の火星

根市満之(Mitsuyuki Neichi)


Mitsuyuki Neichi (200mm Newtonian, Digital still camera NEC PICONA)

1999/03/20
Ls =112.59゚ CM=325.09° De =+15.22゚ Dia =12.58"
20cm F8ニュートン反射(苗村鏡) 
テレビュー3Xバーローレンズ 合成F24
NEC PICONA 1/7秒     3枚コンポジット
アンシャープマスク処理  2°プリズム
透明度 8/10  シーイング 7/10

強調画像作成:伊賀

今日の火星(安達 誠)

今回は3月12日のときに見られたCydonia(キドニア)の雲が非常に明るく写っています。中央付近で捉えなければ確定はできませんが,この部分は雲がかかったように見受けられます。一方,南半球で有名なHELLAS(ヘラス)のすぐ西にあるHellepontus(ヘレスポントス)はしっかり濃く写っており,水蒸気が次第に南極地方に送られていることがうかがわれます。近いうちに南極冠近くにフードが発生すると思われます。注意して観測してほしいところです。とりわけHELLASの南側に雲のかかることが多いので注意をお願いします。

Sinus Sabaeus(サバエウス)のすぐ南にあるPandorae(パンドラ)が淡くなっており,淡い雲がNoachis(ノアキス)の方に向かって広がっているようにも感じられます。


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