Mars Image on April 30, 1999 (ALPO-Japan)

1999年 4月30日の火星

安達 誠、伊賀祐一、池村俊彦、奥田耕司、新川勝仁、根市満之、林 敏夫、米山誠一
M.Adachi, Y.Iga, T.Ikemura, K.Okuda, M.Niikawa, M.Neichi, T.Hayashi, S.Yoneyama


Makoto Adachi (310mm Newtonian, Drawing)

1999/04/30 12h10m(UT)
Ls=131° CM=266°
De=+19° Dia=16.2"
Seeing:4/10 Trans.:3/5 x500

1999/04/30 12h40m(UT)
Ls=131° CM=273°
De=+19° Dia=16.2"
Seeing:5/10 Trans.:3/5 x500

1999/04/30 13h20m(UT)
Ls=131° CM=283°
De=+19° Dia=16.2"
Seeing:5/10 Trans.:3/5 x500

1999/04/29 15h20m(UT)
Ls=131° CM=321°
De=+19° Dia=16.2"
Seeing:1(2)/10 Trans.:5/5 x500

Mitsuyuki Neichi (200mm Newtonian, Digital still camera NEC PICONA)

1999/04/30 De=+19.58゜Dia=16.18"
12:11:30(UT) Ls=131.83゜ CM=266.39゜ 3枚コンポジット
13:23:10(UT) Ls=131.85゜ CM=283.87゜ 3枚コンポジット
20cm F8ニュートン反射(苗村鏡) 
テレビュー3Xバーローレンズ 合成F24
NEC PICONA 1/7秒
アンシャープマスク処理  2°プリズム
透明度 8/10  シーイング 8/10

強調画像作成:伊賀 (こちらで拡大した画像としました)

Masahito Niikawa (280mm SC, Digital still camera Minolta DimageEx1500)

原画像はこちら(189KB)
1999/04/30(UT)
Ls = 131.8, De = +19.6, Dia = 16.2"

12h16m40s(UT), CM = 267.7, 6 frames composite
12h41m45s(UT), CM = 273.8, 4 frames composite
12h54m53s(UT), CM = 277.0, 8 frames composite
13h31m09s(UT), CM = 285.8, 7 frames composite
13h40m15s(UT), CM = 288.0, 4 frames composite
14h09m30s(UT), CM = 295.2, 4 frames composite
14h17m12s(UT), CM = 297.1, 5 frames composite
14h54m40s(UT), CM = 306.2, 3 frames composite
15h18m20s(UT), CM = 312.0, 3 frames composite
15h45m30s(UT), CM = 318.6, 4 frames composite
15h54m30s(UT), CM = 320.8, 3 frames composite
16h32m45s(UT), CM = 330.1, 4 frames composite
17h28m20s(UT), CM = 343.7, 6 frames composite


    Telescope : C11 (SC) D=280mm fl=2800mm
    Camera : Minolta DimageEx1500 Digital Camera
             taking lens removed
    Effective F No.: 43 (Or18mm Eyepiece Projection)
    Filter: IR cut & Lowpass built-in the camera
    Obs.site : Mozuhonmachi Sakai-City Osaka Japan
    Exposure : 1/8 sec and 1/4 sec
    Seeing:4-3/10 Trans 3/6

Image Processing:

  • the Maximum Entropy Method deconvolution after composite of the original taking images (the left images).
  • Enhanced the leftmost images with the unsharp masking method (center).
  • Enhancing the Blue channel layer images with contrast adjustment (the left images) for easy detection of atmospheric phenomena and, hue of these images are inverted (the right images ). The Blue haze is shown as yellow.

青色強調画像はこちら

(JPEG 66KB)

青色強調画像はこちら

(JPEG 66KB)

青色強調画像はこちら

(JPEG 77KB)

Yuichi Iga (280mm SC, Digital still Camera NEC PICONA)
1999/04/30 12h47m(UT)
Ls=131.84゜ CM=275.12゜ De=+19.58゜ Dia=16.18"

280mm Schmidt-Cassegrain, LV15mm拡大
NEC Picona 1/7 sec, 4 images composite
Seeing:6/10 Transp.:4/5
観測コメント
かなりシーイングにバラツキがあるが、落ち着くと良く見える。
北極冠が小さな点に見えているようだ。
Hellasは白く大きく明るい雲がある。
東端の夕霧は見えているが、Elysiumの雲が明るい。
朝霧も見えてきた。

Toshio Hayashi (350mm SC, BITRAN BJ-30L Cooled CCD Camera)
1999/04/30(UT)
Ls=131.85゜ De=+19.59゜ Dia=16.18"

13h28m(UT)  CM=285.05°
15h14m(UT)  CM=310.91°
350mm Schmidt-Cassegrain
BITRAN BJ-30L Cooled CCD Camera
R-Filter, Single image

Koji Okuda (250mm Newtonian, BITRAN BT-01 Cooled CCD Camera)
1999/04/30(UT)
Ls=131.1° De=+19.1° Dia=16.2"

    13h30m(UT) CM=286.8°
    13h56m(UT) CM=292.6°
    15h00m(UT) CM=308.2°
    15h38m(UT) CM=317.4°

250mmニュートン反射
BITRAN BT-01 冷却CCDカメラ
S=3/10-4/10 T=9/10
観測コメント
ヘラスがかなり明るい
北極周りが数カ所かなり明るい部分があり良く目立つ
東端のエルシウム付近が明るい

Seiichi Yoneyama (200mm Newtonian, Fuji REALA ACE100)
1.撮影日時 : 1999年4月30日 13時47分30秒(UST)
2.望遠鏡  : 口径200mm x 焦点距離 800mm ニュートン反射鏡
		2.5mm接眼レンズ 合成焦点距離 42,400mm 合成F値 212
3.フイルム : Fuji REALA ACE 100
4.露出時間 : 1秒
5.撮影場所 : 横浜市富岡西光が丘公園
6.状態   : 透明度 4/5、シーイング 3/5
7.火星情報 : Ls=131.9°,CM=289.8°,De=+19.4°,Dia=16.19″

当日の横浜は、良く晴れ 風が若干ありましたが、シーイングはそれほど
悪くなく大シルティスが良く見えていました。

なお、試しにデジタルビデオカメラ“SHARP VL-DC3”で録画したビデオ映像
からスナップショット化した画像“火星19990430_d.jpx”も添付してみました。
小さなサイズの画像しか得られませんでしたが、銀塩+焼き伸ばし+フラット
ヘッドスキャナーの画像より良い様な気がします。
画像としての価値は無いとは思いますが、感想を頂ければ幸いです。


1.撮影日時 : 1999年4月30日 13時21分(UST) 2.望遠鏡  : 口径200mm x 焦点距離 800mm ニュートン反射鏡 2.5mm接眼レンズ 3.カメラ  : SHARP VL-DC3 コリメート方式 4.露出時間 : 不明(多分1/100秒) 5.撮影場所 : 横浜市富岡西光が丘公園 6.状態   : 透明度 4/5、シーイング 3/5 7.火星情報 : Ls=131.9°,CM=283.3°,De=+19.4°,Dia=16.19″

Toshihiko Ikemura (310mm Newtonian, Digital still Camera NEC PICONA)
1999/04/30 13:58:16(UT) Ls=131.86゜CM=292.43゜De=+19.59゜ Dia=16.18" 31cm F5 ニュートン テレビュー5Xバーローレンズ 2゜プリズム 合成 F48 NEC PICONA 1/7秒 3枚コンポジット (強調画像:作成伊賀)
観測コメント
シーイングが悪く、満足のいくものはこれ1枚しか得られませんでした。
ヘラスの右側2/3まで晴れ上がり領域が広がっています。

Mars Today (Makoto Adachi)

注目の北極冠はまだ小さなディスクを見せている。画像ではわかりにくいかもしれないが,肉眼での観測ではまだ捉えられている。今回は北極地方を覆う雲は目立たず,極地方の様子がよく捉えられている。

Elysium(エリシウム)が白く明るく,雲があることがよくわかる。また,Hellas(ヘラス)の雲も明るく大変よく目立っていた。また,Hellasの西側1/3の部分は雲らしき明るさは低く,地肌が見えているように思われる。

Elysiumのすぐ西側のAetheria(アエテリア)がかなり黒くなって見られている。前回の接近ではこれほど暗くなっていなかったことから,この部分については今年になって起こった大きな変化であると言える。これほど大きな模様ができ上がることは大変珍しい現象であるということができるであろう。


ALPO-Japan Mars Section