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1999/05/27 11h44m(UT) Ls=145.15゜ CM= 20.60゜ De=+22.71゜ Dia=14.74" 350mm Schmidt-Cassegrain BITRAN BJ-30L Cooled CCD Camera R-filter, 1/4sec, Single image | ||
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奥田氏の今回の画像の中で注目されるのは奥田氏自身がコメントを示されておられるように,北極冠のすぐ東側のOrtygia(オルティギア)に雲が写ったことです。奥田氏の画像は全体的に見てよく分解されているため,大きな雲の様子は捉えにくいのですが,この様な大きさの雲はよく捉えることが出来るようです。はたして白色雲か黄雲かはよく分かりませんが,5月22日の雲とは対照的な場所に発生しており,火星の北極からはまだまだ,たくさんの水蒸気の補給が行なわれていることを裏付けているといえるでしょう。 明るさの低くなった永久北極冠の内部にかすかに,割れ目らしき模様が写っています。 また,南極フードの明るさには明るさのばらつきのあることが読み取れます。 |