Mars Image on July 7, 1999 (ALPO-Japan)

1999年 7月 7日の火星

池村俊彦、忍穂井幸夫、中西英和、根市満之
T.Ikemura, Y.Oshihoi, H.Nakanishi, M.Neichi


Mitsuyuki Neichi (200mm Newton, Digital still camera NEC PICONA)

1999/07/07 10:30:04(UT)
Ls=166.52, CM=342.21, De=+22.17, Dia=10.94"
200mm Newton(F8)
TeleVue barlow x3(f/24), 2 deg. prism
NEC Picona 1/7sec, 3 images composite
Seeing:8/10 Transp.:8/10

強調画像作成:伊賀 (こちらで拡大した画像としました)

Toshihiko Ikemura (310mm Newtonian, Digital still Camera NEC PICONA)
1999/07/07(UT) Ls=166.54, De=+22.17, Dia=10.94" 10:59:42(UT) CM=349.43, 3 images composite 11:06:00(UT) CM=350.96, 4 images composite 11:33:42(UT) CM=357.70, 4 images composite 11:45:08(UT) CM= 0.49, 8 images composite 310mm Newton(F5) TeleVue barlow x5, f/50, 2 deg. prism NEC Picona 1/7sec, composite (強調画像:作成伊賀)
観測コメント
南極を取り巻く部分が赤く写りました。
荒れた画像となっていますが、特段の異変は無いようです。

Yukio Oshihoi (210mm Newton, Digital still camera NEC PICONA)

1999/07/07 11:23:28-11:25:54(UT)
Ls=166.54, CM=355.21, De=+22.17, Dia=10.94"
210mm  F5 Newtonian, 2 images composite
Digital Camera NEC Picona 1/7"
強調画像作成:伊賀
観測コメント
約1ヶ月ぶりに火星の撮像になりました。
視直径が10秒台になり模様の把握がかなり困難になってきていますが、7日は比較的にシーイングが良くてなんとか画像として取り込み事ができました。
北極冠は以前程の輝きはなく、ぼんやりとした雲のように見えました。池村さんの画像に見られたような砂嵐が極付近を覆っているのかもしれません。


Hidekazu Nakanishi (200mm Maksutov-Newton, Starlight Xpress MX5-C Cooled CCD Camara)
1999/07/07(UT) Ls=166.54, De=+22.17, Dia=10.94" 11:23:52(UT) CM=355.34, f/57 12:17:56(UT) CM= 8.49, f/77 200mm F6 Maksutov-Newton(ALTER8N) ST9mm, Exposure 1.6/1.8sec. Starlight Xpress MX5-C Maximum Entropy Method

Mars Today (Makoto Adachi)

Acidariumu(アキダリウム)の雲は一段と見えにくくなり,衰退傾向となりました。大きな変化はないものと思われます。ただ,全体として拡散しているように思われます。

Arabia(アラビア)の中にあるように思われた模様は見えなくなっています。その代わり,南極冠辺りの白雲はよく目立つ様になりました。Hellas(ヘラス)が見えていますが,夕方には白く輝くことは無いようです。アラビアの北側に位置するIsumenius(イスメニウス)はこの時期,比較的濃く目立っています。Nirokerasu(ニロケラス)が濃くなった原因と同じ理由かもしれません。


ALPO-Japan Mars Section