Mars Image on July 21, 1999 (ALPO-Japan)

1999年 7月21日の火星

安達 誠、忍穂井幸夫
M.Adachi, Y.Oshihoi


Makoto Adachi (310mm Newton, Drawing)
1999/07/21 10h30m(UT)
Ls=174° CM=209°
De=+20.7° Dia=10.0"
Seeing:4/10 Trans.:5/5 x400

1999/07/21 11h00m(UT)
Ls=174° CM=216°
De=+20.7° Dia=10.0"
Seeing:2/10 Trans.:4/5 x400


Yukio Oshihoi (210mm Newton, Digital still camera NEC PICONA)

1999/07/21 10:54:58(UT)-10:55:44(UT)
Ls=174.19, CM=214.83, De=+20.61, Dia=9.95"
210mm  F5 Newtonian, 3 frames composite
Digital Camera NEC Picona 1/7"
強調画像作成:伊賀
観測コメント
視直径はついに10秒を割り、気流の流れのなかに火星が埋もれているような感じで、模様の判別も困難な状況でした。
ピコナの画像では捉える事ができていませんが、眼視では南部の極付近が白っぽく感じられ、南極冠が見えてきたのかな?と思いましたが、単なる雲でしょうか?。


Mars Today (Makoto Adachi)

南極地方のフードが捉えられていますが,南極冠かどうかについてはなんとも判断できかねます。わずかに明るくなっているようにも思えますが,判断するには余りに微妙です。安達が眼視で見ていたわけですが,はっきりしませんでした。

今回は久しぶりにElysiumu(エリシウム)が中央付近で観測できましたが,山の頂き近くに雲がかかり,明るくなっている様子が捉えられています。


ALPO-Japan Mars Section