1999/07/23 10h52m(UT) 
Ls=170.89, CM=271.45, De=+21.36, Dia=10.35"

310mm Newton(F5)
TeleVue barlow x5, f/50, 2 deg. prism
NEC Picona 1/7sec, 6 frames composite

（強調画像：作成伊賀）

観測コメント

中央付近にエリシウムの雲が写っています。
南極冠と思われるあたりが、青く写っています。

Elysium（エリシウム）の付近がやや明るく写っているところから，かなり淡くはありますが，雲はまだ存在するようです。今回，注目するところは２ヵ所あり，一つはCimmeriumu（キンメリウム）のすぐ北側に位置するAethiopis（アエチオピス）Aelis（アエリス）Zephyria（ゼフィリア）に横たわるように明るい部分ができています。この部分はもともと明るく見える部分ですが，今回は今まで以上によく目立っています。季節的な変化かダストなのかの判断はつきかねます。

また，Cebrenia（ケブレニア）の辺りも明るく見え，ダストの可能性が残されています。