Mars Image on August 3, 1999 (ALPO-Japan)

1999年 8月 3日の火星

池村俊彦、中西英和
T.Ikemura, H.Nakanishi


Toshihiko Ikemura (310mm Newtonian, Digital still Camera NEC PICONA)
1999/08/03 11:06:00(UT) Ls=181.48 CM= 92.69 De=+18.58 Dia= 9.18" 310mm Newton(F5) XP8mm f/70, 5 deg. prism, NEC Picona 1/7sec, 4 frame compoiste (強調画像:作成伊賀)
観測コメント
南極冠が見えています。
ソリスの南側(上)が濃くなっているようです。
北極付近には、アキダリア方向にまた雲が発生しています。

Hidekazu Nakanishi (200mm Maksutov-Newton, Starlight Xpress MX5-C Cooled CCD Camara)
1999/08/03 11:11:20(UT) Ls=181.48, CM= 93.99, De=+18.58, Dia= 9.18" 200mm F6 Maksutov-Newton(ALTER8N) Or12.5mm(f/46), Exposure 0.6sec Starlight Xpress MX5-C
8月3日に火星を撮像しましたので送ります。ただ、視直径が小さいことと明るさが暗いこと、シンチレーションが悪いのでF値を大きく出来ませんでした。このため小さな画像になっています。

Mars Today (Makoto Adachi)

南極冠らしき見え方が一層はっきりしてきましたが,まだまだ周辺に位置しており,きれいな姿を見るにはいたりません。今回は南極地方よりも北極地方の雲のほうがよく目だっています。

今まで頻繁に雲が発生していたTempe(テンペ)の東側には目だった雲は見られませんでした。そのかわり,北極地方全域が大きくベールに覆われたように明るくなっているのが印象的でした。

模様ではGanges(ガンゲス)が全体的に見て濃くなって見えています。今までになく濃く見えており,この付近を覆っていた淡い雲が晴れたことをうかがわせています。また,Solis(ソリス)の西側に位置する,Tharusis(タルシス)3山のうちもっとも南に位置するArcti(アークティ)に明るい雲が認められるようです。


ALPO-Japan Mars Section