Mars Image on September 5, 1999 (ALPO-Japan)

1999年 9月 5日の火星

池村俊彦
T.Ikemura


Toshihiko Ikemura (310mm Newtonian, Digital still Camera NEC PICONA)
1999/09/05(UT) Ls=200.63 De=+11.13 Dia= 7.71" 09:45:06(UT) CM=113.88 11 frames composite 09:56:12(UT) CM=116.58 7 frames composite 10:04:36(UT) CM=118.62 9 frames composite 310mm Newton(F5) TeleVue barlow 5x f/50, 5 deg. prism, NEC Picona 1/7sec (強調画像:作成伊賀)
観測コメント
撮影中、ピコナのモニターでは南極付近がたびたび、キラリと白く輝くことがあったので、南極冠が見えていると思うが、この写真ではかなり白い、南極冠かもしれない という程度で、はっきりしない。
北極付近はいつもの様に雲におおわれている。

Mars Today (Makoto Adachi)

視直径が8秒を割り,ずいぶん小さな火星になりました。もっとも小さい時が4秒ですから,そのおよそ2倍です。今まででは模様を捉えることすら難しかったのですが,池村さんの画像ではSolis(ソリス)やTithonius(チトニウス)などがはっきりと読み取れます。ずいぶん長く記録ができる様になったとつくづく感心します。

さて,北極地方は相変わらず,雲が活発にでている様です。赤道付近の赤い色をした部分(明るく写っている部分)はこの部分だけ上空にかかった雲が晴れているのだろうと思われます。南極地方に水蒸気がたくさん集まるようになって以来,こういった現象がしばしば見られるようになりましたが,この時期になってもまだ続いているということです。


ALPO-Japan Mars Section