1998年12月18日の火星

池村俊彦



1998/12/18 20:42:22(UT) CM=181.48゜3枚コンポジット
1998/12/18 20:50:42(UT) CM=183.51゜3枚コンポジット
1998/12/18 21:04:12(UT) CM=186.79゜3枚コンポジット
1998/12/18 21:07:14(UT) CM=187.53゜3枚コンポジット

De=+23.64゜Dia= 5.77"
31cm F5 ニュートン
テレビュー5Xバーローレンズ 1゜プリズム
合成 F45   NEC PICONA 1/7秒   

Ls=71°です。中央にTRIVIUM CAHRONTIS(カロンの三叉路)が見える経度にあたります。今回はDeが+24°もあって,北半球が大きく見えるため,南方のMARE CIMMERIUM(キンメリアの海)はほとんど見えません。火星のこの季節では見え方が淡くなるのが普通ですから,なお一層見えにくくなります。

画像を見る限りにおいてはPROPONTIS(プロポンティス)1と2のあたりが濃くなっているようです。ここは水蒸気の通り道らしく,ここ数シーズン同じ状況が続いています。明るい模様としてはELYSIUM(エリシウム)とそのすぐ北方にあるPanchaia(パンカイア)が明るく見えています。(文責安達)


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