木星観測報告 10/23-10/30
九条観測所: 浅田秀人
木星 report 10/23,29,30
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堀川さんの、まだ見るぞ!に刺激されて、再び木星レポートを書きました。
この期間の観測はCCDによる撮像が1回と眼視観測時のCMT3件だけ。
- ベルトは10/29の画像で見る限り、SEB,NEBの他にSSTB,STB,NTBが目立ち、シーズン末にしては、コントラストの優れた木星面である。
- 10/29に得た画像(ω2=237)はRSの丁度裏側にあたるが、SEBは南組織,SEBZ,北組織に分かれているのが確認できる。
- NEBは太さ、濃さともSEBと同等。北縁は比較的なだらかである。
- STBはこの経度では以前と変わらず濃度があり、SSTBと同等である。言い換えれば、SSTBは以前に増してよく目立っている。(SSTZが明化している為か?)
- NTBはこの経度では若干細い。
- ゾーンはEZの南部が最も明るい。
- STrZはやや暗化したか(?)、以前に比べ白斑が目立つ。SEBsに湾を形成する中規模の白斑(II=about210)を10/29の画像で顕著に捉えている。
- 尚、大規模の白斑はII=24.0(10/30,CMT)で、RSに近づいている。
- EZnはfestoonが今なお多く、合成画像,R60でplumeが立っている様子が見える。
- NTrZはNTZと同程度に暗い(赤味が強い)。
- RSはアーチの取り巻きもなく、赤味が濃く目立っている。
- 位置はII=66.9?(10/23,CMT),62.1(10/30,CMT).
- LEBS等は画像に微かに写っているFAと、その直前のnotchを一度見たきりで、位置計測はできていない。