土星観測報告 8/8〜10/21

浅田秀人


浅田秀人 (305mm Newtonian, Drawing and MUTOH CV-04 CCD Camera)

今シーズンの初報告ですが、これまでの観測は6回だけ。
                    I    III
1997.08.08 15h57m  87.7  86.9
1997.09.01 15h50m 189.0 104.2
1997.09.28 14h09m 248.4 341.3
1997.10.13 13h57m 307.1 257.6
1997.10.17 13h58m  85.1 261.6
1997.10.21 13h24m 202.6 245.8

自転の測れる模様の発生は現在まで確認していません。

見分けのつくbelt,zoneは南から、SPR,STZ,STB+SEB,EZ,NEB+NTB〜NPR.北半球においてはzoneは見られず、NEB+NTB〜NPRのうち、NTB付近に濃度を認めるに留まっている。いずれの経度に於いても大差なし。

唯一の注目はEZの傾向で、いずれの画像でもEZsにdark-streakを捉えている。緯度位置から判断して、EBより南で、恐らく昨シーズンの暗雲発生と同じ緯度であろうと思われる。このdark-streakとSEBの間に多少の明暗は見られるが際だった現象はない。(10/13のCM後方に暗部あり)

Dark-streakは強調処理した画像で多少の凹凸はあるが、眼視観測では淡く平坦なstreakに見えているだけである。

  305mm ニュートン 眼視観測,CCDイメージ/九条観測所


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