火星 月惑星研究会 関西支部 (最新)

ALPO-Japan Latest

Mars Image 2001/04/16(UT)

風本明,永長英夫,池村俊彦,畑中明利,奥田耕司,安達誠

A.Kazemoto,H.Einaga,T.Ikemura,A.Hatanaka,K.Okuda,M.Adachi


解説(安達)


 前日の4月15日と同じくヘラスが明るく観測されています。また、 アウソニア(Ausonia;260°、-40°)やそのすぐ東隣のエリダニア (Eridania;210°、-45°)付近も、昨日同様に明るいフードが覆っ ていることがわかりました。また、赤道付近の淡い雲はリビヤ( Libya;270°、0°)付近から、東にあるエリシウム(Erysium;220°、 +25°)付近までを広く薄く覆っています。奥田さんの画像では、 ヘラスの東のエッジが良くとらえられています。部分的なフードの 切れ間が出来たものと思われます。ちょうどその部分に位置する クサントス(Xanthus;230°、-50°)が見えています。ここ数日間 は、この部分が肉眼では良く見えています。
Explanations M.Adachi
 Hellas was bright seen at today, too. Ausonia and Eridania region were covered by SP hood. Equatorial broad faint clouds band covered from Libya to Erysium region. The eastern edge (left) of Hellas was catched by K.Okuda's CCD images. It is looked faint SP hood. Xanthus was dark seen.

Akira Kazemoto(203mm Newtonian, Digital still camera NEC PICONA)
20センチでの火星画像報告です。
2時過ぎから撮りはじめましたが、30分ほどで曇ってしまいました。
南極上空に雲(?)が発生している模様。シーイング5/10。

Hideo Einaga (250mm Newton, Digital Still Camera NEC PICONA)


2001/04/16 18:57:06 (UT)
Ls = 146.82, CM = 263.80
De =  -1.09, Dia = 12.23"

7 frames composite
Seeing=5/10,Trans=1/5, F=49
25cm+LV10mm+prism 3d+Picona(1/7s)




2001/04/16 19:36:51 (UT)
Ls = 146.83, CM = 273.48
De =  -1.09, Dia = 12.24"

8 frames composite
Seeing=5/10,Trans=1/5, F=49
25cm+LV10mm+prism 3d+Picona(1/7s)

HIDEO EINAGA (永長英夫 兵庫・加西)



Toshihiko Ikemura (310mm Newtonian, Digital still Camera NEC PICONA)


Akitoshi Hatanaka (400mm Cassegrain, Video Camera Sony TRV9)



 薄雲があり暗く、st−7で撮ろうとしたがうまくいかず、
 あきらめて寝ようとして、一度空をみると雲からでていたので、
 ビデオで撮影しました。   結構安定していました。

 画像の中にある小さな丸い模様は、画像処理によるものか?
 何かはそこにあるようですが、丸くはないようです。 丸いのは画像処理のいたずらか?
 
 4月5日の画像を、画像復元したところ同じような白い丸い模様が現れました。
  同日の永長さんの画像にも同じ位置に同じような模様が現れていました。

Koji Okuda (250mm Newton, BITRAN BT-01 Cooled CCD Camera)

:透明度が悪く、B画像の露出が15秒もかかった

Makoto Adachi (310mm Newtonian, Drawing)
  2001/0416 19h20m(UT)           2001/04/16 20h00m(UT)
  CM=269.4 DE=-1.1 Ls=146.8      CM=279.1 DE=-1.1 Ls=146.8
  Dia.=12.2                      Dia.=12.2
  Seeing=3/10 Transp.=2/5        Seeing=4/10 Transp.=2/5


 南極フードの北側がやや淡くなったらしく、ヘラスの東側にある
ハドリアカムが見えてきている。また、反対側にあるヘレスポン
トスも同様である。南極冠は見えないが、フードの中にやや明るい
芯のようなものが南のエッジに見られた。

 Hellespontus and Mare Hadriacum was dark seen.
Martian south edge was dim bright seen.


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