火星 月惑星研究会 関西支部 (最新)

ALPO-Japan Latest

Mars Image 2001/05/06(UT)

風本明,米山誠一,池村俊彦

A.Kazemoto,S.Yoneyama,T.Ikemura


解説(安達)
 相変わらず南極フードは大きく目立っている。今回もそうだが、フードは明け方夜の側から出現したときは明るくなっており、南極を上にしてみた場合、右側が常に明るくなっている。朝霧と同じ理由で、明るくなるらしいことが読み取れる。今回は火星のエッジ近くが明るく記録されている。
 低緯度地帯の雲の帯はほとんど見られないかわり、ボレウム(Boreum;80°,+65°)からテンペ(Tempe;70°,+45°)付近に淡く広い範囲に雲の覆っている様子が認められる。池村氏の画像でその様子が良くわかる(中央の画像)。
 おもしろいのは欠け際にあるマルガリティファー(Margaritifer Sinus;20°,-10°)のすぐ南側に小さな光点がいくつか集まっているところです。これについては正体は良くわかりません。
Explanations M.Adachi
SP hood was very large and very conspicuous. The right of SP hood(morning side) was brighter than left side(evening side). Morning side of SP hood is bright as usually.
Low latitude area have no cloud. But, Boreum and northern part of the Tempe was covered by fait clouds.(by Ikemura'scenter image)
There is a bright spot on the southern Margaritifer Sinus.
This spot is very interesting.

Akira Kazemoto(203mm Newton, Digital still camera NEC PICONA)
京都府久世郡  《風本 明》

Seiichi Yoneyama(200mm F4 Newton, Digital still camera NEC PICONA)


2001/05/06 17:31:04(UT)
Ls=157.10 CM= 57.67
De= -1.81 Dia=15.21"
20cm F4 Newtonian + LV5mm (F/54)
NEC PICONA 1/7sec IR Filter
10 frames composite

Seeing:2/5 Transp.:2/5

自宅から南の空を狙う目的で、2階のベランダの拡幅工事を行って
いましたが、その工事がGW前に終わりました。しかしGW中は曇りの
日が多く、月曜の朝にやっと火星が撮影できました。

シーイング、透明度共に良くなく、何とか模様らしき物が見える程度
でしたので、反則ですが無理やり作った超強調画像を付けました。

神奈川県横浜市  《米山誠一》

Toshihiko Ikemura (310mm Newtonian, Digital still Camera NEC PICONA)


seeing 4/10

350コマも撮影してしまい、良画像を選択するのがたいへんでした。
やっと喉の痛みが治り、風邪が全快しました。
愛知県名古屋市 《池村俊彦》

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