解説(安達)
南極冠は相変わらず淡いフードを持ったまま観測されている。伊藤氏の観測ではいくぶんきたに張り出したように観測されている。また伊藤氏の画像ではタルシス(Tharsis;100°,+10°)付近で東のエッジに明るく白い雲をとらえておられる。この様子は富田さんも肉眼での安達の観測でもとらえられている。また、西側のエッジではキンメリウム(Cimmerium;210°,20°)付近にも比較的明るいものがみられるが、これはおそらく朝霧だと考えられる。また、北極地方にも霧のかかっている様子がとらえられた。
気になることとしては、エリシウム(Elysium;215°,+20°)の明るさが低くなっている。今日はこの付近には明るい雲は見られなかったようだ。
Explanations M.Adachi
The SPC had been still observed which is covered by SP hood. Ito was catching roundish SPC. And, he was catching whitish clouds(mist?) on the eastern limb. There were located on the Tharsis region. This appearance was catching by Tomita's CCD image and Adachi's drawings.Mare Cimmerium and NP region was covered by mist. I noticed about Elysium. This region was not usual dark seen.
Makoto Adachi (Drawing: 310mm Newtonian)
|
|
|