火星 月惑星研究会 関西支部 (最新)
ALPO-Japan Latest
Mars Image 2001/06/24
中西英和,白石元,西谷輝昭,米山誠一,伊賀 祐一,風本明,
畑中明利,森田光治,安達 誠,池村俊彦,新川勝仁,荒川 毅,滝本和彦
H.Nakanishi,G.Siraishi,T.Nishitani,S.Yoneyama,Y.Iga,A.Kazemoto,
A.Hatanaka,M.Morita,M.Adachi,T.Ikemura,M.Niikawa,T.Arakawa,K.Takimoto
解説(安達)
Used our web and International Mars Watch.
この日はたくさんの観測者の画像が得られました。
まず最初に、チュレニーの北部に明るい斑点が出現していることです。これは、6月21日と23日に出ていたチュレニーの付近を通る、雲帯の中央付近にできた明るい部分で、この部分に著しい雲が出現したことを示しています。この影響を受け、チュレニーは著しく淡くなり、たくさんの観測者が黄雲の発生と確認しました。この雲はアウソニアからエリダニアの雲とどのような関係があるか注目されます。このときのアウソニア北部の光斑は、レッドでもブルーでも明るく写っており、水蒸気を含んでいるものと考えられます。
また、23日と同様、アウソニアからエリダニア方面も明るく写っており、レッドではっきりしています。
23日に見られたリビヤ付近にでた光斑は24日にはほとんど衰えていまい、1日だけの現象となりました。ブルーでは存在はわからず、レッドだけのダストになったもようです。
次に、ヘラスの北部の明るい雲ですが、これは23日の画像でもしっかりとらえられています。しかしながら、この日は雲はいちだんと発達し、雲の塊も複数になっている様子がとらえられました。また、この雲も、ブルーで光斑がいくつかとらえられており、水蒸気を含んでいるようです。
Explanations M.Adachi
The very bright spot appeared on the northern Mare Tyrrhenum. This bright spot was formed during the cloud band( recorded by 21 June and 23 June). Mare Tyrrhenum was very faint seen by this bright spot. And, bright cloud appeared on the northern Ausonia,too. This cloud appeared bright by red and blue filter. This bright cloud contains a lot of water cloud. From Ausonia to Eridania region is taken well by red. The bright cloud of the Libya(recorded by 23 June) is finely faded. This region becoming bright on red only.
There is a well recorded image the northern Hellas in 23 June. There were few bright spot on the Northern Hellas. And, these bright cloud contains a lot of water cloud.
中西英和 Hidekazu Nakanishi (Meade 250mm SCT, Starlight Xpress MX916 Cooled CCD Camara)
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久しぶりに火星の姿を捉えることが出来ました。R,G,B画像も送ります。
B画像でもかなりよく模様が出ています。北極の明るい部分が2ヶ所ありますが、これはどのように解釈するのでしょうか?
≪愛知県尾西市 中西英和≫
Gen Shiraishi(280mm SC, Digital still camera NEC PICONA)
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280mm SC F=10
X3 barlow F=30
Digital camera NEC PICONA 1/7sec
seeing 8/10
シンチレーションは、9/10
透明度は、5/10
合わせて、8/10
3度のプリズムを使用。素晴らしいですね(と、思う)
≪愛知県津島市 白石 元≫
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Teruaki Nishitani (210mm Newton, Digital still camera NEC PICONA)
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2001/06/24 14:22:28(UT)
Ls=183.84 CM=293.07
De= +5.07 Dia=20.77"
P=31.5131274
21cm F6 Newton(ASKO) Power Mate 5X
NEC Picona 1/7sec. 10 frames composite
甲賀の忍者で〜す,,,
frustration溜まりっぱなしの1週間でした
≪滋賀県甲賀郡 西谷輝昭≫
Seiichi Yoneyama(200mm F4 Newton, Digital still camera NEC PICONA)
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Seeing:3/5 Transp.:2/5
久しぶりに夜晴れたのでやっと火星が撮影できました。実に22日ぶりです。
Televueの5倍barowレンズ(Powermate)を入手したので、使ってみました。
比較の為、アイピースでも撮影しました。
結果としては、解像度面では効果は見られませんでしたが、コントラストはだいぶ改善される様です。
≪神奈川県横浜市 米山誠一≫
Yuichi Iga (280mm SC, Digital still camera NEC PICONA)
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2001/06/24 13:16:56(UT)
Ls=183.82゜CM=277.09゜
De= +5.06゜Dia=20.77"
280mm Schmidt-Cassegrain, XP24mm(f/27)
NEC PICONA 1/7sec, 10 frames composite
Seeing:5/10 Transp.:2/5
≪京都市山科区 伊賀 祐一≫
Akira Kazemoto(203mm Newton, Digital still camera NEC PICONA)
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シーイング 6/10
最接近から 2.5日後の火星です。南極冠の輝きがスッキリ見えないのは何が原因?
純白の極冠のイメージを期待していただけに正直ガッカリと言う気持ちです。おまけに梅雨時で晴れないは、シーイングは悪いはでフラストレーションはたまっりぱなしです。
≪京都府久世郡 風本明≫
Akitoshi Hatanaka (400mm Cassegrain, Video Camera Sony TRV9)
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2001/06/24 14:18:00(UT)
Ls=183.85 Dia=20.77"
CM=291.89 DE=+5.06
40cm Cassegrain(F15)
Or25mm SONY VIdeocamera TRV-9
21 Videoframes Composite
3 degree Prizum
風が強く 結構seeingが悪くかなり揺れていた
プリズム初めて使いましたが、
色収差は見事に取り除かれたようです。
それにしても プリズムの効果はすごいですね。
≪三重県熊野市 畑中明利≫
Mitsuji Morita(200mm Newton, Digital still camera NEC PICONA)
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2001/06/24 12:43:30(UT)
Ls=183.81 CM=268.94
De= +5.05 Dia=20.77"
seeing 4/10 Transp. 2/5
200mm Newtonian(F7.6)
TeleVue PowerMate 5x(f/38)
NEC PICONA 1/7sec M.Morita
5 frames composite
雲量が多く、大気不安定のなかでの撮影であった。いい画像がほとんど得られなかった。
≪滋賀県守山市 森田光治≫
Makoto Adachi (Drawing: 310mm Newtonian)
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2001/06/24 13h10m(UT) 2001/06/24 14h00m(UT)
CM=275.4 DE=+5.1 CM=287.6 DE=+5.1
Ls=183.8 Dia.=20.8 Ls=183.8 Dia.=20.8
Seeing;7/10 Transp.;3/5 Seeing;6/10 Transp.;3/5
南極冠はほとんど南極冠らしくない輝きで、ないと言っても過言ではなく、純白の輝きはなく、全体的にダストに覆われている。フードのような白さもなく、様子がおかしい。
一方、ヘスペリアからツィレナムにかけて、淡化部が認められる。この部分が切れて見えるのはおかしく、雲があるもようだ。ヘラスは北側とヘレスポントス付近の境界が何とかダストの下に認められるが、全体として円形にはみえない。
SPC was blurred and faint. Dull dust over the south hemisphere. Tne central Tyrrhenum was faint seen. There is a faint duststome.
≪滋賀県 大津市 安達 誠≫
Toshihiko Ikemura (310mm Newton, Digital still camera NEC PICONA)
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ピコナのCCDを白黒に交換し、
トーカイフィルタータイプIIを使用してみました。
赤外カット機能付き
ピコナのいつものカラーCCDで撮影。
赤外カットフィルターなし。
ヘラス内の北部に3点ほど明るい点がみえる。
竜巻でも発生したのでしょうか。
鶴も写りました。
≪愛知県名古屋市 池村俊彦≫
Masahito Niikawa (280mm SC, Digital still camera Minolta DimageEx1500)
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Mars on Jun.24, 2001
Ls = 183.8, De = +5.1, Dia = 20.8"
[R1]
2001/06/24 13:55:04 (UT)
CM = 286.4
4 frames composite
[B1]
2001/06/24 14:11:52 (UT)
CM = 290.5
30 frames composite
[R2]
2001/06/24 14:49:56 (UT)
CM = 299.8
9 frames composite
[B2]
2001/06/24 15:08:23 (UT)
CM = 304.3
12 frames composite
Observer:Masahito Niikawa
Email:zba03198@bird.zero.ad.jp
Obs.site : Mozuhonmachi Sakai-City Osaka Japan
Telescope : C11 (SC) D=280mm fl=2800mm
Camera:Minolta DimageEx1500 Digital Camera taking lens removed
CCD:ICX205AL (Sony Monochrome CCD)
Blue Images:
indicate [B]
Filter: B390 (360nm - 500nm)
Exposure :1/4 sec
Effective F No.: 36 (XP24mm Eyepiece Projection)
Near IR Images:
indicate [R]
Filter: R64 (640nm - 1000nm)
Exposure :1/15 sec
Effective F No.: 36 (XP24mm Eyepiece Projection)
Seeing = 2/10
Transparency = 2/6
Image Processing:
Enhanced with unsharp masking method.
Caption:
Poor condition.
The south of Hellas is coverd with cloud.
Blue clearing.
Mare Tyrrhenum, Iapygia Viridis, Syrtis Major ,and Synus Sabaeus clearly
noted in blue images.
Libya and Mare Tyrrhenum cloud noted
説明:
条件は良くない。
Hellas南側が雲で覆われている
ブルークリアリング
Mare Tyrrhenum, Iapygia Viridis, Syrtis Major , Synus Sabaeusが
青画像でも明確に記録された
Libya と Mare Tyrrhenum に雲がある。
≪大阪府 堺市 新川勝仁≫
Tsuyoshi Arakawa (300mm Newton, Digital still camera NEC PICONA)
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火星に間に合わせようと、今年の3月に鏡面の修正および再メッ
キに出したのですが、ようやく6月中旬にできあがってきました。
この画像は、組み立てたばかりで、まだ光軸修正する前のテスト
撮影のうちの1枚です。シーイングは、3/10でした。
≪奈良県奈良市 荒川 毅≫
Kazuhiko takimoto (Drawing: 150mm Newtonian)
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≪大阪府 池田市 滝本和彦≫
ALPO-Japan Latest Mars Section