解説(安達)
CCD image; Ed Grafton, Akitoshi Hatanaka
ダストストームの進行先の重要なアエリア(Aeria;310°、+20°)付近の観測ができました。アエリア全面が薄いダストに覆われ、シルチス(Syrtis Mjor;290°、+10°)も同じようになっているのがわかります。ついに完全に一周したと言えます。ただ、一部ノアキス(Noachis;0°、-40°)付近にまだ覆われていない部分がありますが、ほとんどすべてといって差し支えないでしょう。
アルギレの南方で見つかったダストストームのバンドはついにヘラス(Hellas;300°、-50°)に進入しました。今回は、ヘラスに入った雲は時計回りに進んでいる様子が読み取れます。今回のダストストームが発生した時は時計回りでしたが、今回はその逆となりました。ヘラスの内部の風の向きは一定していないと言うことでしょう。
Explanations M.Adachi
Aeria region was observed. Aeria region and Syrtis Major was covered faint dust storm. All of the Martian surface was covered by dust storm.
Argyre's dust storm band entered to the Hellas. And,The dust storm band moved clockwise.
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