火星 月惑星研究会 関西支部 (最新)
ALPO-Japan Latest
Mars Image 2003/06/20(UT)
中西英和,米山誠一,永長英夫,柚木健吉,三品利郎,畑中明利,小山田博之,瀧本和彦,池村俊彦,
Ed Grafton,Cristian Fattinnanzi
H.Nakanishi,S.Yoneyama,H.Einaga,K.Yunoki,T.Mishina,A.Hatanaka,H.Oyamada,K.Takimoto,T.Ikemura,E.Grafton,C.Fattinnanzi
解説(安達)
久し振りに日本国内は良く晴れ、たくさんの観測が集まった。日本から
はシレーン(Mare Sirenum;160W,-30)付近の観測となった。タルシス
(Tharsis;90W,+5)付近の白雲が非常によく目だっている。柚木氏の青画
像にはかろうじてニクスオリンピカ(Nix Olympica;125W,+20)が白い斑点と
して見える。この傾向は三品氏の画像にも出ている。今回の報告では池村
氏の画像が注目される。南極からベールのように北に向かって白っぽい部
分の拡がっている様子が記録されている。この部分が何にあたるのかはまだ
判断できないが。おそらく南極冠がとけ始め、水蒸気が北方に拡がってき
たことと大きく関係しているものと思われる。イタリアのファッティナン
ジ(Cristian Fattinnanzi)氏の観測ではダークフリンジの濃くなってきて
いる様子が良く出ている。
(reported by 11 observers)
June 20th, 2003
After a long time, Japan brightened well and a lot of observation
centered. The white cloud of Tharsis(90W,+5) is conspicuous well.
Yunoki and Mishina caught Nix Olympica(125W,+20) faintly, being white.
In the observation this time, the image of Ikemura attracts attention.
Absentminded veil is spreading from the South Pole to the north. It
will be because SPC melted and steam spread to the north. Cristian
Fattinnanzi recorded dark fringe which was made thick.
FROM Makoto ADACHI
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Hidekazu Nakanishi (Meade 250mm SCT, ToUcam PRO 3000)
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やっと梅雨の中休みで久しぶりの火星です。
画像の左端、夕方の地域に白雲を認めます。
南極冠はさらにハゲてきているようですね。
≪愛知県尾西市 中西英和≫
Seiichi Yoneyama(200mm F4 Newton,ToUcam PRO)
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Seeing : 2/5
Trans : 3/5
梅雨の中休みです。
画像の左側(タルシス付近?)
の白い部分は雲でしょうか?
≪神奈川県横浜市 米山誠一≫
Hideo Einaga (250mm Newton, Toucam Pro Webcam)
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久しぶりに火星を見ました。
視直径が15″もあり、ずいぶん大きくなりましたネ。
昨夕から梅雨の晴れ間がやってきて、深夜1時過ぎに
起きた時は、月も見えなくがっかりでしたが、4時まで
粘る間に、2回ほど、辛うじて顔を出してくれました。
雲を通しての光量不足の撮影で、大まかにしか写って
くれませんでした。
HIDEO EINAGA ≪兵庫県 加西 永長英夫≫
Kenkichi.Yunoki (200mm Newtonian, ToUcam Pro)
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台風一過、久しぶりの晴れでシーイング、透明度とも良かった。
ToUcamで撮像していたが、突然いつも撮像しているノートパソ
コンがハングしてすべての
データが無くなってしまった。仕方なく旧いノートパソコン(
HD2Gしかない)を持ち出しST-5cをつないで撮像したが、火星
にはST-5Cは初めてで慌ててし
まい、加えて準備時間がなかったため不満足な撮像になってし
まった。火星大接近を控え、このノートは何度もハングするた
めToUcam撮像用に新規に
ノートを買う必要がありそうで考えると鬱になってくる。しか
し久しぶりのST-5cの撮像は、ある意味では良い勉強になった。
L画像はあまり必要とは云えな
いこと、IDASのBには雲が良く写ってくれること、R画像で極冠
のひび割れ(地面?)が良く写ってくれるなどである。
ターミネーター部のタルシス3山あたりに雲が認められる。
[Kenkichi Yunoki (Sakai City Japan)]
≪大阪府 堺市 柚木健吉≫
Toshirou.Mishina (200mm Newtonian, ToUcam Pro)
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台風一過で晴れました。風のため,シーングは良くありません。
靄がかた空で、大半のコマが露出不足になってしまいました。露出
不足のコマを除いてコンポジットしました。白い雲が写っているの
で、三色分解の画像も作りました。(青画像は露出不足でノイズが
多いです。)
今回の撮影は、Sirius OpticsのNPCフィルタを試して見ました。
(笠井トレーディングからNPC1という名前で販売されています。)
このフィルタの特性は、
透過率のピークが、487nm付近、556nm付近、659nm付近
と390nm付近にあります。450nmの透過率は50%です。
透過率のボトムは、
440nm付近,528nm付近,570から600nm付近,にあり、730nm以上
の赤外線がカットされます。
透過率のピークは、IXC098AKの感度のピーク(青は460nm付近
緑が540nm付近,赤が625nm付近)とはずれています。
570から600nmがブロックされるでの光害のもとになるといわ
れている、水銀(579nm)やナトリウム(570nm,583nm,600nm)の波
長がカットされます。
CCDの特性と合わせる見ると、
ピークの波長は、赤:625nm付近 緑:540nm付近 青:475nm付近
となります。
≪神奈川県 横浜市 三品利郎≫
Akitoshi Hatanaka (450mm Cassegrain, ToUcam Pro)
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no1 2003/06/20 17:58:00(UT)
CM=144.0d
792 Video Frames Composite
exposure = 1/25sec
15 fps IR80Filter
no2 2003/06/20 18:31:00(UT)
CM=152.0d
1809 Video Frames Composite
exposure = 1/25sec
sbig IR broker filter + sbig b Filter
400nm-520nm
no3 2003/06/20 18:43:30(UT)
CM=155.1d
1059 Video Frames Composite
exposure = 1/50sec
sbig IR broker filter
45cm Cassegrain+2X Teleplus(F30)
in Kumano Nature Center
4 degree Prisum
Philips ToUcam Pro Rezistax
seeing 6-7/10 Trans 5/10
南極冠のオレンジ色の部分は、中央の亀裂のようにも見える??
タルシスの高山地帯には、雲がかかっているようだ。
IR像には、写りにくようだが、B像と、可視像にはよく写っている。
淡くて見にくいが、赤道付近(緯度-10°位か?)には東西にのびる
明るい帯?のようなものもみえる。(IR像と可視像)。
自然の家で、宿直だったので、自然の家の45cmカセグレンで観測した。
≪三重県熊野市 畑中明利≫
Hiroyuki.Oyamada (200mm Newtonian, Digital still camera OLYMPUS CAMEDIA C-4040ZOOM)
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2003/6/20 18:46(UT)
Ls:206.4 CM:156.3
De:-21.3 Dia:14.9
200mm Newtonian(F9) Toucam Pro
1/25sec 1773frames composite
Tele Vue ×3 Barlow
Seeing:6/10, Transp:5/10
Hiroyuki Oyamada(Hadano,Japan)
*久しぶりの梅雨の晴れ間
明け方近くになってようやく
シーイングが改善してきました。
南極冠、相変わらず目立つ。
≪神奈川県 秦野市 小山田博之≫
Kazuhiko takimoto (Drawing: 150mm Newtonian)
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≪和歌山県東牟婁郡 瀧本和彦≫
Toshihiko Ikemura (310mm Newton, Philips ToUcam PRO)
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ToUcam で120秒AVI 20 個 240秒 AVI 4 個
延べ露出時間56分 約100000フレームの処理に
30時間もかかってしまいました。
[T.Ikemura Nagoya Aichi JAPAN]
≪愛知県名古屋市 池村俊彦≫
Ed Grafton (14 inch f/11 Celestron SCT, ST6 CCD medium resolution mode)
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Hi Mars Observers
Here is an image from June 20th 2003 at 10:30 UT taken from Houston, Texas.
The sky transparency was good, 7/10 and seeing was very good to excellent
9/10. The temperature was in the mid 70s F with moderate dew present and
calm winds.
RED + IR rejection, .15 seconds, SBIG filter
GREEN + IR rejection, .3 seconds, SBIG filter
BLUE + IR rejection, .5 seconds, SBIG filter
Luminance, IR only, 700-1000nm .14 seconds, Edmunds filter
[Ed Grafton, Houston Texas U.S.A.]
Cristian Fattinnanzi ( 250mm Newtonian Philips Vesta Pro)
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Allego una ripresa di questa mattina in condizioni di seeing piuttosto scadente, 4/10.
Ho tentato anche una ripresa diaframmando a circa 17 cm, ma il risultato, seppur discreto
sembra inferiore rispetto alla ripresa a piena apertura di 25 cm. Saluti!
[Cristian Fattinnanzi : Macerata ITALY]
≪クリスチャン ファチナンジ イタリア マセラッタ≫
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Mars Section