火星 月惑星研究会 関西支部 (最新)


ALPO-Japan Latest
Mars Image 2003/08/03(UT)

瀧本郁夫,森田光治,奥田耕司,福井英人,中西英和,伊賀祐一,小嶋孝弘,池村俊彦,米山誠一,永長英夫,新井 優,沼澤茂美,林敏夫,柚木健吉,平林 勇,前田和儀,
Gianni Tumino,Ferruccio Zanotti,David M Moore,Paolo Baldoni

I.Takimoto,M.Morita,K.Okuda,H.Fukui,H.Nakanishi,Y.Iga,T.Kojima,T.Ikemura,S.Yoneyama,H.Einaga,M.Arai,S.Numazawa,T.Hayashi,K.Yunoki,I.Hirabayashi,K.Maeda,G.Tumino,F.Zanotti,D.Moore,Baldoni


CM=(32 34 42 43 48 50 51 52 53 54 55 56 57 60 62 65 69 70 71 72 74 79 84 90 94 95 200 212 216 329)
解説(安達)
黄雲はほとんど判らなくなり、ベール状に拡散した状態になった。オレステ ス(Orestes;35W,0)がほぼ完全な姿を見せるようになったことから判断できる。 池村氏は眼視で見た時のイメージに近いものを用意された。今回の火星は全体 的にコントラストが低い。暗波がまだ進行していないためだと思われる。これ から、極冠が小さくなって行くにつれ、模様の濃さが濃くなってくれることを 願っている。キンメリウム(Mare Cimmerium;220W,-20)付近の観測も集まって きたが、目立った変化は見られなか?。 (reported by 20 observers) August 3rd, 2003 It got to understand dust storm hardly. It spread like veil. It finds that it brightened because Orestes (35W,0) can be fully seen. Ikemura (Japan) prepared an image with doing the thick which can have been seen by the naked eye. Mars this time can not see a pattern thick. The pattern becomes black when SPC becomes small. Future change can look forward to it. The observation near Mare Cimmerium (220WQ,-20) centered but there was not a big change. FROM Makoto ADACHI -------------------------------------------------------------------------------------

Ikuo Takimoto (310mm Newtonian : ToUcam Pro )
2003/08/03 14:39:00(UT)
C.M.=50.85
P=343.55
LS=234.01 Dia.=22.80"

310mm Newtonian, PL12.7mm(f/6.5)
ToUcam Pro, 1/50 sec
147 frames composite
Seeing:3/10 Transp.:3/5
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コメント:やっと、クリュセ平原を捉えました。
[Ayauta-gun Kagawa-Prefecture Japan]
≪香川県  綾歌郡  瀧本郁夫≫


Mitsuji Morita(203mm Newton, Digital still camera NEC PICONA)
大気の状態が比較的安定していましたので、欲張って撮影しました。取捨選択能力
がありませんので、全部処理、掲載しました。撮影機器はいつも通りピコナです。
seeing 8/10  transp. 4/5
≪滋賀県守山市  森田光治≫

奥田耕司 Koji Okuda (250mm Newton, BITRAN BT-01 Cooled CCD Camera)
:シーイング透明度とも大変良く、CCDでは良く写ったが、
眼視で見ると暗色模様が淡く細部が見にくい
≪滋賀県信楽町 奥田耕司≫

Hideto Fukui (250mm Dall Kirkham, Philips ToUcam Pro)
ようやく夏らしくなり、汗をかきながらの撮影です。
25cmのパワーフォーカスのコントローラーが壊れて
使用不能になったので、しばらく21cmに逆戻りです・・
2コマ目は極冠がサチってます。
[Hideto.Fukui  (Kyoto City  Japan)]
≪京都府  京都市  福井英人≫

Hidekazu Nakanishi (300mm Newtonian, ToUcam PRO)
風はないものの雲が多く十分な露光が得られませんでした。

≪愛知県尾西市  中西英和≫


Yuichi Iga (280mm SC, Philips ToUcam Pro)
≪京都市山科区  伊賀 祐一≫


Takahiro Kojima (1000mm Cassegrain, ToUcam Pro & Canon PowerShot G2)
2003/08/03  17:38:27(UT)  2003/08/04  02:38:27(JST)
CM=90°1000mm F10 Cassgrain + ToUcam Pro + 3 degree Prisum
1/250sec 1508farmes stacked    Seeing:5/10
赤外線カットフィルターなし

今朝、かわべは今年一番の空でした。眼視で、気持ち悪いくらい火星の模様が見えていました。ただ、これと言った
変化・現象が認められず…。クリセから発生した黄雲の名残も見つけられなかった次第です。
南極冠の中央にある明るい部分が“永久南極冠”という理解でいいのでしょうか?

左の画像がスタックのみで、右の画像がレジスタックスで軽く処理したものです。ところで、“スタックのみ”“強
調処理後”を英語で何と表記すればいいのでしょうか? “stacked image”と“processed image”???
ToUcam、デジカメ、銀塩(今期初!)で撮影。銀塩の画像は後日またお送りします

2003/08/03  17:55:10(UT)
2003/08/04  02:55:10(JST)
CM=94°
1000mm F10 Cassgrain + LV40 + Canon PowerShot G2
1/160sec(F2.5 ISO50)  4farmes stacked  Seeing:3/10
プリズムなし
ToUcamより眼視に近いイメージだと思います。

≪和歌山県日高郡川辺町かわべ天文公園  小嶋孝弘≫

Toshihiko Ikemura (310mm Newton, Philips ToUcam PRO)
Trials of the image which to see with  eyes.
眼視イメージはこのくらいでしょうか。

[T.Ikemura Nagoya Aichi JAPAN]
≪愛知県名古屋市  池村俊彦≫

Seiichi Yoneyama(200mm F4 Newton,ToUcam PRO)
Seeing : 2/5
Trans  : 4/5
シーイングは、ピント合せが困難なほど悪い状態でした。
今回は、IRcut Filter の有無の違いを比較してみました。
千葉の中川さんもご指摘されていますが、IRcut Filter無しの
方が模様がはっきり写っているように感じます。何故でしょうか?
≪神奈川県横浜市  米山誠一≫


Hideo Einaga (250mm Newton, Toucam Pro Webcam)
観測直前まで快晴でしたが、あっという間に雲が広がり、辛うじて
雲に遮られながら5カット撮影できました。
「真珠の地方」へ広がった黄雲は、前日とあまり変化がない様に
思われます。
HIDEO EINAGA ≪兵庫県 加西 永長英夫≫


Masaru Arai (280mmSMC Newton, Philips ToUcam Pro PCVC740K)
2003/08/03  15:03:00(UT)
CM=54d
280mm SCT ,LE18mm(f/50)
Philips ToUcam Pro ,1/25 sec
1500frames composite
Seeng:6/10 Transp.:4/5

今回の火星接近で最高のコンデションでした。
拡大率をF50にアップしての撮影です。
[Masaru Arai Yorii-machi  Saitama-Prefecture  Japan]
≪埼玉県寄居町  新井 優≫


Sigemi Numazawa (350mm SC : ToUcam PRO)

[Sigemi Numazawa : Niigata-City Niigata-Prefecture Japan]
≪新潟県 新潟市 沼澤茂美≫


林敏夫 Toshio Hayashi (355mm Schumidt-Cassegrain, Philips ToUcam Pro)
撮影しすぎて処理が終えません。パソコンを買い換えなくっちゃ
って感じです。1枚に1時間でディスプレーは暑いし汗だくです。
そんなこんなで、処理した画像が良くありません。皆さんの画像は
も、この時期ほとんど円に近いのに、私のは上下に伸びてしまってます。
いろいろ原因を考えているんですが、多分、補正版の中央についている
凸面鏡のねじの締めすぎによるひずみがあると思ってます。光軸が狂った
ので締め付けて星像を同心円にしたもののいまいちピントが出ないと
思っていたんですが、デジカメ画像を見て昨晩ひょっとしてと気ずき今日
にでもちょっと緩めに締めようと考えてます。
それに、モータドライブもうなりを上げて前後にゆらゆらと火星を追って
ますので、そのうちスカイセンサーに変えなあかんなっと感じる今日です。
速報性はありませんが、一応、3日の観測報告をしておきます。
Toucamのソフトもいろいろ調整次第で画像が変わるもので難しいですね。
≪京都府京都市  林敏夫≫

Kenkichi.Yunoki (200mm Newtonian, ToUcam Pro)
撮像はしたものの、処理の時間がとれず、遅れてしまった。
眼視イメージよりも思ったほど撮像イメージが良くない。
R72フィルターをためしてみたがコントラストも期待していたほどはつかない。
[Kenkichi Yunoki  (Sakai City  Japan)]
≪大阪府  堺市  柚木健吉≫

Isamu.Hirabayashi(250mm Newton, ToUcam PRO)
久しぶりに好条件で火星を観ました。模様が予想以上に淡く観難いとい
うのが最初の印象ですが、双眼装置400倍で見た純白の極冠を戴くオ
レンジ色の大きな火星像が漆黒の背景に浮かぶ様子は感動ものでした。

画像は模様を出すためにIRカットフィルターを敢えて使用しなかった
ものと、フィルター有りの2種類で撮影しましたが、無しのもの(本画
像)は模様濃淡がよく出る代わりに火星独特のオレンジ色が消え、有り
の画像はその逆で眼視に近いイメージになりました。
しかし大気分散対策のプリズムを使用していないため、全体的に南北に
「ぶれた」ようなイメージとなり、画質を大きく落としています。木星
は周辺減光のためか何とか見られるイメージでしたが、周縁部までクリ
アな火星ではその影響は極めて大きく、大気分散対策は必須といえま
す。
Isamu Hirabayashi (Tokyo,Japan)
≪東京都日野市  平林 勇≫

Kazuyoshi Maeda (350mm Newton, Philips ToUcam Pro)
2003/08/03 15:01:50(UT)                2003/08/03 15:15:50(UT)
Ls=234.01 CM= 51.75                    Ls=234.01 CM= 55.16
De=-19.88 Dia=22.80" P=343.55          De=-19.88 Dia=22.80" P=343.55
Dia 22.8" 35cm F5 XP8mm(F=41.6)        NEC PICONA B&W CCD 1/7sec
ToUcam Pro 1/33sec. 1595frams          TOKAI Type II RGB filter
TOKAI Type II IR block filter
≪京都府 亀岡市 前田和儀≫

Gianni Tumino (SCT MEADE LX 200 12" PHILIPS ToUcam PRO)

[Gianni Tumino   RAGUSA-Sicily,Italy]

Ferruccio Zanotti ( Newtonian 450 : webcam Philips ToUcam pro)

[Ferruccio Zanotti ,  Ferrara-Italy]

David M. Moore(25cm Newtonian, Philips ToUcam)

All:
Monsoons have taken a brief respite enabling me to image in poor seeing.  I attempted to image several hours after
the first set in an attempt to capture any leftover dust indications from earlier in the week.  Seeing was hopeless
however and not even one frame was useable!
At any rate, I noted a general yellow pall over the morning side of the Planet.  The limb arc was there, but seemed
wider, blending into the yellow pall over the heart of the planet. This was noted in Blue as well.
A blue clearing of a level 1 seemed to be evident.
Thanks
[ David M Moore Phoenix, Arizona U.S.A]

Paolo Baldoni (Maksutov Newton 7" (178mm) )

(N44d25'37",E08d56'00")
[Paolo Baldoni  Genova, North Italy] 

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