解説（安達）
　久し振りにたくさんの記録が集まった。いずれの画像も、北極冠はとらえら
れていない。南半球は全体として暗く写り、目立った変化はないようだ。永長
氏の画像ではエリシウム(Elysium;215W,+30)がはっきりと判読できる。この部
分も白雲は見られず、むき出しの状態になっている。処理の関係だと思うが、
南極と北極が明るくなっている。これは、極めて淡いものだと思われる。
(reported by 5 observers)

March 28th, 2004.
Much observation gathered after a long time. NPC isn't recorded in which
observation as well.
The whole is dark, and there is no conspicuous change in the Southern
Hemisphere. Elysium (215W,+30) is understood clearly in the image of
Einaga. This part is the condition which a cloud is not in. An actual
state is a very faint cloud though the south pole and the north pole
are recorded cheerfully.
FROM Makoto ADACHI
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２７日はうす雲で、撮影できず今日２８日、
快晴の中の火星を撮影することが出来た。
シーングが悪いにもかかわらず、処理でこ
れだけの模様が観測できる。キンメリアか
ら右端にチュレニーが確認できる。
≪京都府京都市  林敏夫≫

この位置にくると電柱、電線に邪魔されるので精神衛生上良くない。
比較的シーイングが良かったので、４秒台でもなんとか模様が写ってくれた。
[Kenkichi Yunoki  (Sakai City  Japan)]
≪大阪府  堺市  柚木健吉≫

40cm Cassegrain+Vari-Extender(F30)    1degree Prisum
Philips ToUcam Pro  Registax  seeing 5/10 trans 5/10
≪三重県熊野市  畑中明利≫

火星はこのところ気象条件が悪く、もうほとんど諦めていたのですが、
神様に願いが通じたのか、２週間ぶりの報告ができました。
西の空+高度４０度の条件の割には良いシーイングに恵まれました。
ほぼシュミレーション画像に近い画像が得られました。
とりあえず、８avi中の７avi分をまとめてみました。
火星は、これが最後の観測報告になるかもしれません。

この日の夕刻は、天頂の土星よりも、高度の低い火星、木星のほうが
好シーイングでした。珍しいこともあるものですね。
HIDEO EINAGA ≪兵庫県　加西　永長英夫≫

The small white thing seemed now in sight and
now out of sight in North Pole adjacent erea.
This is the first time I have ever taken the
Mars images so small.

Japanese
北極付近にちらちらと白いものが見え隠れしている
ようでした。
こんなに小さな火星を撮影したのは初めてです。

[T.Ikemura Nagoya Aichi JAPAN]
≪愛知県名古屋市  池村俊彦≫

ALPO-Japan Latest Mars Section