火星 月惑星研究会 関西支部

Mars Image 2005/09/15(UT)
柚木健吉,永長英夫,小石川正弘,林敏夫,草階英夫,阿久津弘明,根市満之,
Fattinnanzi Cristia,Vittorio Amadori,Cristina Cellini
K.Yunoki,H.Einaga,M.Koishikawa,T.Hayashi,H.Kusakai,H.Akutsu,M.Neichi,C.Fattinnanzi,V.Amadori,C.Cellini

解説(安達)
 チトニウス(Tithonius Lacus;85W,0)付近は氷晶雲に覆われ、ほのかに白く
なっている様子が記録された。ソリス(Solis Lacus;90W,-25)からイカリ
ア(Icaria;135W,-40)方面はかなりダスティ−だ。
(reported by 10 observers)

The vicinity of Tithonius Lacus (85W,0) was covered with the light
cloud, and the appearance that had whitened faintly was recorded. From
Solis Lacus (90W,-25) to Icaria (135W,-40) is considerably dusty.
(reported by 10 observers)
FROM Makoto ADACHI
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Kenkichi.Yunoki (200mm Newtonian, ToUcam Pro)
この3日間、シーイングが悪い日が続いた。おまけに雲も襲来し落ち着いてRGBを撮り分けることが困難で多数の画像をボツにした。この日もRGBまともに揃ったのはこれだけです。
14日のカラー合成は黄色っぽかったのでやや赤にシフトさせましたが、カラー合成には手間がかかり、今後衝付近になり撮像枚数が今以上に増えると、カラー合成なしのRGB各バンドのモノクロだけでの報告もありかなとも考えます。カラー合成も時間をかければ、9月9日にアップされた7日から9日の比較画像のように一定発色を揃えることも出来ますが、一日の持ち時間の中で、撮像、処理、カラー合成データ計算、アップ用の画像貼り付けまで出来るだけその日の内に早く報告するには、とてもじっくり各色を揃えるまで手が回りません。観測画像は生鮮品ですから出来るだけ早くと心がけていますが、それにしても合成用の画像を撮り集めるのと、その後の処理は手間がかかります。
各バンド毎に撮像したものをRGB合成しても何の意味もなく、ビジブル画像つくりの自己満足でしかないので止めても良いのですが、やはりRGBの画像があるとカラー合成したい衝動を抑えることは困難です。
それにしても、毎回発色が異なってしまい落ち込みます。次回の例会で簡単にに発色を揃える良い方法があればお教え下さい。
アルシアモンス辺りにこの日も雲があるようです。朝霧も北極から赤道付近まで北半球の方が発達しているようにも見えます。

[Kenkichi Yunoki (Sakai City Japan)]
≪大阪府 堺市 柚木健吉≫
Hideo Einaga (250mm Newton, Toucam Pro Webcam)
良く晴れたていて、21時30分頃からシーイングの状態を見ていたのですが、撮影できる状況になったのは
24時を過ぎてから。根負けしてしまいました。
・タルシス火山軍の山岳雲はアルシア山だけではなく、その東側やパヴォニス山辺りにも発生しているように見えます。
・オリンポス山の赤い影が半月状に写りました。オリンポス山の巨大さがわかりますね。南側にも赤みがかった  部分がありますが、太陽光の位置からしたら影ではなさそうですが・ ・・。


[Hideo Einaga Ayauta-gun Kagawa-Prefecture Japan]
≪兵庫県  加西  永長英夫≫

Masahiro Koishikawa(260mm Newtonian, Philips ToUcam PRO)
秋風が吹くようになった仙台です。
みなさんの観測報告が励みになっております。
16日早朝になってから晴れてきて大急ぎで観測しました。
気流も安定していて添付ファイルのような画像を
取得することができました。B390フィルターも使用してみましたが
あまりにもメリハリのない画像(未報告)となってしまいました。
≪宮城県仙台市  小石川正弘≫


林敏夫 Toshio Hayashi (355mm Schumidt-Cassegrain, Philips ToUcam Pro )
≪京都府京都市  林敏夫≫


hideo Kusakai(200mm newton Philips ToUcam Pro)

[H.Kusakai Akita-city Akita-Pref Japan]
≪秋田県秋田市 草階英夫≫
Hiroaki Akutsu(280mm Newtonian)
≪北海道旭川市  阿久津弘明≫


Mitsuyuki Neichi (250mm Newtonian, SONY DV TRV900)
撮影データ
2005/09/15 16:19:55(UT) 
Ls=288.76 CM=146.83 
De=-11.32 Dia=15.85" P=322.09 

250mm(F6) Newtonian  Pentax Or7mm 
Sony TRV900 1/60sec 1346frames composite
Seeing:4/10 Trans:6/10 
≪青森県三戸郡  根市満之≫


Fattinnanzi Cristian ( 250mm Newtonian Philips Vesta Pro)

[Fattinnanzi Cristian :  Macerata ITALY]

Amadori(Newton Marcon 200mm Philips Vesta Pro)
Mars 2005 09 15 Ir h. 02:57    RGB h. 03:03 U.T.
Newton Marcon 200mm f. eq. 7500
1500/2700 IR frames and 1500/2700 RGB frames
stacked with Philips Vesta Pro
Seeing 5/10 Transp. 6/10 Ir_Cut = On

[Vittorio Amadori-Soiano del Lago-Italy]

Cristina Cellini(Meade LX200 12":ES640 Astromeccanica)
2005/09/15  02.32(UT)
Meade LX200 12"
ES640 Astromeccanica
[Cristina Cellini:Ravenna Italy]


ALPO-Japan Latest Mars Section
2005/09/16
2005/09/14