Impact site evolution: Image compilations(日本語) by John H.Rogers


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Impact site evolution: Image compilations(日本語) by John H.Rogers 2009/07/29 19:52(UT)


Impact site evolution: Image compilations(日本語訳:伊賀) by John H.Rogers

衝突痕の進展:組画像
添付したものは、7/19から7/27までの、衝突痕が発見されてからの21回中20回の自転での衝突痕を示す2枚の組画像である。これより前の自転には衝突痕跡は見えなかったので(Rich Jakiel, Paul Rix, Fred Locklearの アメリカからの画像、AnthonyとALPOの好意による),、衝突は7/19の07:40から14:00までの間のいつかの見えていない側で起こった。
これらの組画像には、個々の自転ごとに、少なくとも1枚の良像と、可能ならばメタンバンド画像、さらに公開されているプロの研究者の画像があるが、以前に送った高解像度画像は重複していない。SL9の衝突痕跡でも観測されたと同様に、可視光とメタンバンドの両方で、衝突痕がどのぐらいリムまでぼんやりとしていない右側(undimmed right)のままであるかを示す、何枚かの画像が 含まれている。
衝突からの1週間では、あまり大きくない発達だけであった。最初の自転では、長さ5000kmのほとんど真っ黒の楕円形の核と、半径約 9000kmの噴出物の孤があった(SL9の衝突痕よりは小さい)。核はほとんど真っ黒のままで、さらに伸びている。噴出孤はすぐにぼやけてきて、小さな扇型か核の後方のパッチのように見え、今までのところあまり広くなっていない。SL9のフラグメントQ1の痕跡が全く似ている。
Glenn Orton博士とLeigh Fletcher博士によるNASA-IRTFでの7/20の赤外観測は、高高度の雲を確認したばかりか、 本当の'smoking gun'、すなわち衝突場所の高温の証拠と、大気中の高層に運ばれたアンモニアとエアロゾルの示唆をも検出した[http://blogs.jpl.nasa.gov/]。7/22にMauna Keaでも、ジェミニ北望遠鏡で、Imke de Pater博士と共同研究者は、衝突痕はその周辺より明らかに暖かいことを見出した[http://www.gemini.edu/node/11300]。高層大気の温度上昇とアンモニアは衝突による爆発のみに起因するだろう。
詳細な画像が今日も送られていて、どちらかというと衝突痕は最初の自転よりはるかに見事である。



John H. Rogers,Ph.D.
Jupiter Section Director,
[British Astronomical Association.]

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