NEBn白斑のマージのその後 by Y.Iga,John H.Rogers |
L2=約270度のNEBnで、8月28日に2つの白斑がマージして、1つの白斑になりました。 ところが、マージ後に一回り大きくなった白斑内部には、1本の暗い筋が見え、しかも 筋の方向は少しずつ回転しています。このことから、白斑のマージはまだ進行中で、 2つの白斑(渦)は混ざることなく、お互いの周りを回り続けていました。 これは、8月31日の永長さんや吉田さんの画像、9月1日のDamian Peachの画像、 9月2日の柚木さん・山崎さんの画像と続いています。この9月2日には、白斑が さらに一回り大きくなり、内部は複雑に見え、どうなるか注目していました。 9月3日のDamian Peachの画像で、マージした白斑の後方から、まさに小さな 白斑が分離している姿をとらえました。そして、9月4日の柚木さんの画像では、 さらに後方に白斑が伸びています。メタン画像を見ると、2つの白斑が東西に 並んでいるようにも見えます。 一度合体した白斑が、1週間後に再び分離しているように思われます。 今後、どのように変化するのか、皆さんに観測をお願いします。 できればメタン画像も期待しています。 ※これらの画像を準備中ですが、最初の組画像をRogers氏に送ったところ、 彼が最新画像を取り入れた更新版を、速報として配布しています。 John H. Rogers, Ph.D. the NEB white oval merger is still proceeding; attached is a set of hi-res images, initially compiled by Yuichi Iga and now extended. As well as the little 'spin-off' white cloud that you noted, a dark barge has appeared S of the merged oval and retrograded (towards that spectacularly turbulent bright rift). More v-hi-res images of the region will be much appreciated! ≪京都市山科区 伊賀 祐一≫
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