First compilation in 2012-13 by Y.Iga


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First compilation in 2012-13 by Y.Iga


First compilation in 2012-13 by Y.Iga
タイトル: First compilation in 2012-13
 
●2012-13年の木星面の概観
皆さんからの観測を毎日眺めていますが、少し分かってきたことを緯度別に
まとめてみました。経度の計測もしていませんから、不正確な記述ですが、
概観としてお読みください。
 
◆STB
L2=約220度に赤いBA、その直後のL2=約230度に暗斑(6月26日風本さん)
 
◆STropZ
大赤斑(L2=約180度)は周囲を囲まれた大赤斑孔として見えている。
大赤斑前方にdark streak(L2=約100-170度)が発達している。
大赤斑直後に赤い暗斑(L2=約190度)。
 
◆SEB
大赤斑後方のSEBにはpost-GRS disturbed regionが復活している。
その他の経度は濃い赤色のSEBで、特にSEBcが目立っている。
L2=約115度に弱い白斑。
 
◆EZ
EBが復活している。
NEBsにはいくつかの暗塊とfestoonが見られる。
 
◆NEB
NEB disturbanceの発生が合の間に起こったのかもしれない。
L2=約40-120度に活発な乱れたNEB活動。L2=約100度にNEB白斑。
L2=約200-250度は本来のNEBの幅に復活している。
 
◆NTropZ
暗斑がL2=約30,90,270度に見られる。
これらの暗斑は低速ドリフトなので、NTBs outbreakの活動ではない。
赤味がかったゾーンが見られる。
 
◆NTB
合直前の4月19日にKardasis氏がNTBs outbreak(NT Current-C)を捉えた。
合の間にoutbreakは全周に波及し、活動はNTropZ〜NTBnの広範囲に及んでいる。
経度によっては斜めのベルトに見えている。
元々のNTBnと重なって二重のベルトに見えている(L2=約180-330度)。
 



≪京都市山科区  伊賀 祐一≫[Yuichi Iga:Kyoto Japan]

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