火星 ALPO-Japan Latest
Mars Image 2021/04/10(UT)
三品利郎,安達 誠,伊藤了史,森田光治,永長英夫,近内令一
T.Mishina,M.Adachi,S.Ito,M.Morita,H.Einaga,R.Konnai
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解説(安達)/ Comment by Makoto Adachi
≪神奈川県 横浜市 三品利郎≫[Toshirou.Mishina:Kanagawa Japan]
久しぶりに、中程度のシーイングになった。Solis Lacusが単独で暗斑として見える。Nilokerasもよく見えた。
NPRは白くなく、NPCも分からなかった。Mare Acidariumの雲は白っぽいが、あまり明るくない。
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≪滋賀県 大津市 安達 誠≫[Makoto Adachi:Siga Japan]
≪愛知県 春日井市 伊藤了史≫[Satoshi Ito. Kasugai City,Aichi,Japan]
日没直後、やや風が気になりましたがシーイングはまずまずよかったです。
NPCも確認できます。後半はさっぱりでした。
1ヶ月ほどかけて自作した観測小屋も完成し、落ち着いた環境で撮影ができました。
≪滋賀県守山市 森田光治≫[Mitsuji Morita:Siga Japan]
[Hideo Einaga Kasai-City Hyogo-Prefecture Japan]
≪兵庫県 加西 永長英夫≫
Attaching here are Mars IR images from this 10 April 2021 session under miserable seeing condition.
Major albedo features are well described, while clouds,
misty matters or NPC near the image periphery are unanalyzable with this quality of images.
この日4月10日は高速雨婆蠕動タイプの凶悪シーイングで難儀しました。午前中から作動開始した主鏡間接冷却装置TECの効きもイマイチで、
鏡筒内気温よりも主鏡温度が1.5℃ほど高かったので筒内気流も制御しきれていなかったかもしれません。
アルベドー模様に大きな変化はないようで、ネッシー(オクシア・パルスとインドゥス運河が濃化連結してナイル湖から首を突き出す
ネッシーのように見える模様の愛称)も健在です。
他のメジャーな暗色模様の分布もよく分かります。像の周縁近くの雲霧やダスト、北極冠の具合などはこの写りでは何とも言えません。
拙観測室の条件では西のスライドルーフに制限されて19時が火星撮影の限界なので店仕舞いが近付いています。
<<福島県石川郡石川町 近内令一>>[Reiichi Konnai : Ishikawa Gun,Fukushima,Japan]