木星観測報告 No.2 1997年 3月 2,4日

伊賀祐一


ヘールボップ彗星の観望を終えた後、木星を観測しましたので報告します。シーズン最初で木星の高度もずいぶん低かったのですが、3月 1日(UT)はシーイングに恵まれ、大赤斑とその前方のSTrZの白斑を見ることができました。
木星スケッチ JPEG 8KB
March 1, 1997 21h15m(UT)
I=100.1 II= 58.3
280mm Schmidt Cassegrain LV15mm x187

  • 今シーズン最初の観測です。
  • 大赤斑がCM付近に見えているが、形状は定かではない。
  • 大赤斑の西のSTrZに2個の白斑を確認。SEBsに湾入しているようには見えなかった。いよいよ大赤斑との会合が近づいている。
  • この経度のSTBは見えている。SSTBはしっかりと見えている。
  • NEBは赤味が強く、幅も広い。
  • NTBはこの経度は良く見えている。
木星スケッチ JPEG 8KB
March 3, 1997 21h10m(UT)
I= 52.5 II=355.5
280mm Schmidt Cassegrain LV15mm x187
  • SSTBは濃く見えているが、STBは見えなかった。
  • STrZはわりと明るい。
  • SEBは3/1の観測時よりは濃度がある。
  • NEBは赤味が強く、NTrZに染み出しているように見える。
  • NTrZは暗く、NTBははっきりしない。CMの右に濃化部が見える。

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