天文ガイド 惑星サロン
2018年10月号 (No.193)
三品利郎

ネットで天文学サーフィン

今年の春に、日本天文学会が「インターネット天文学辞典」を公開しました。 URLは、http://astro-dic.jp/です。 もちろん、スマフォでも見られます。 特長は関連する用語も合わせて表示されることと、画像はもちろんですが、動画も見られることです。 検索すると、「用語名」「説明文」そして「画像説明」に含まれるものの三種類の結果が表示されます。 ちょっと難しそうで面白そうです。

例えば、「木星」を検索すると、先頭に「用語名」に含まれる結果として「木星」が、スニペット(要約文)とともに表示されます。 その「木星」を開くとページの一番下には、「Timelapse of Jupiter' auroras」と題する動画が表示されます。 「画像説明」含まれる結果には「大赤斑」が出てきて、それを開くと、説明文とボイジャーが撮影した画像やジュノが撮影した画像が表示されます。

さらに、重要な用語にはハイパーリンクが張られており、ネットサーフィンというか「天文学サーフィン」ができます。 プラネタリウムや講演会などで天文や宇宙のことを教わったら、興味を持った用語を後で検索してみてください。 すると、関連する用語や事柄がわかり、天文や宇宙の醍醐味を味わえます。

[図1] スマフォの画面
左:検索画面、右:検索の結果。

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