ALPO-Japan: Jupiter Section (August 8, 2000)

2000年08月08日の木星

阿久津富夫、伊藤紀幸、米山誠一
T.Akutsu, N.Ito, S.Yoneyama


August 8, 2000(UT)

Summary
Merged oval 'BA' is located at II=314.2
STB白斑'BA'がII=314.2度に見られ、阿久津氏のメタンバンドの画像でも明るく見えています。マージした後も高層まで渦の影響が見られることになり、以前の'BE'と同様な見え方です。
EZs Dark spots and White spots
EZsの暗斑と白斑が入り乱れている様子がとらえられています。阿久津氏のメタンバンドの画像からは、EZsの暗斑だけでなく、直後の白斑の領域も暗く写っています。
SEBc Belt
II=280度付近からSEBcに細いベルトが見られ、これが大赤斑前方まで長さが140度ほど続いています。
NEB Rifted Region
NEBには長大なRift構造が見られます。
NEBs Blue Festoon
NEBsのI=173.5度を起点として長さが24度の、非常に青味の強いPlaeteuが見られます。


米山氏から今シーズン最初の報告がありました。


Tomio Akutsu (320mm Newton, Cooled CCD camera Teleris2)

No. 11 2000/08/08
18:10(UT) I=196 II=292 (RGB          )
18:15(UT) I=199 II=295 (IR=820nm     )
18:18(UT) I=201 II=297 (Methane=893nm)

  • 永続白斑「BA」ははっきりしない明るさで大きさも合体時前のBEと同じくらいと思います。

Noriyuki Ito (600mm Cassegrain, Digital Video SONY DCR-PC100)

No.14 2000/08/08 18:36:07(UT)
I=211.6 II=307.3 III=247.6


(Enhanced by Y.Iga)

600mm Cassegrain, K-40mm, Collimated
Digital Video SONY DCR-PC100
8 frames composite


No.15 2000/08/08 19:00:00(UT)
I=226.2 II=321.8 III=262.0


(Enhanced by Y.Iga)

600mm Cassegrain, K-40mm, Collimated
Digital Video SONY DCR-PC100
8 frames composite


No.16 2000/08/08 19:20:15(UT)
I=238.5 II=334.0 III=274.3


(Enhanced by Y.Iga)

600mm Cassegrain, K-40mm, Collimated
Digital Video SONY DCR-PC100
8 frames composite


No.17 2000/08/08 19:40:38(UT)
I=250.9 II=346.3 III=286.6


(Enhanced by Y.Iga)

600mm Cassegrain, K-40mm, Collimated
Digital Video SONY DCR-PC100
8 frames composite

  • 復帰といいつつ寝過ごしたり,天候に恵まれなかったりの毎日です。
  • 今朝はGWSと永続白斑が見られるので少し気合を入れて起きました。
  • 高度が50°を越え,日の出(新潟市AM4:53)30分前の頃が一番安定しているようです。
  • 新潟県立自然科学館

Seiichi Yoneyama (200mm Newton, Digital still camera NEC Picona)
No. 1 2000/08/08 19:16:50(UT)
I=236.4 II=332.0 III=272.2
200mm Newton(F4), LV10mm(f/27)
NEC Picona 1/7sec, 5 frames composite
Seeing:4/10 Transp.:2/5
  • 今年最初の 8月8日の木星の画像を送ります。


ALPO-Japan Jupiter Section Previous Next