ALPO-Japan: Jupiter Section (September 21, 2000)

2000年09月21日の木星

阿久津富夫、伊藤紀幸、中西英和、前田和儀、米山誠一
T.Akutsu, N.Ito, K.Maeda, S.Yoneyama


September 21, 2000(UT)

Summary

STB Oval 'BA'
'BA'はII=298.6度に位置しています。阿久津氏のメタンバンド(893nm)で明るく写っていて、特に見え方に変化はないようです。
GRS and STrZ band
大赤斑はII=74.5度に位置し、南側のアート構造も前田氏の画像で見られます。大赤斑からの前方に伸びるSTrZ bandは、細いながら見えています。阿久津氏のIバンド画像で詳細が見られますが、II=20度付近から前方で南に緯度がシフトしています。
EZs GWS and dark spot
EZsの大白斑(GWS)はI=270度に位置しており、その前方の暗斑群はやや淡くなったようです。ただ、阿久津氏のIバンド画像では、小さな暗斑と白斑が入り乱れた様子が見られます。また、メタンバンド画像では、GWSの経度は逆に暗く写っています。
NEB
NEBはII=240から340度の経度で幅が北に広がっています。340度より後方では北縁にNTrZの白斑や湾入が見られ、かなり複雑な様相です。
NNTB BAR
NNTBの赤いBARは、相変わらずII=0度付近にあり、長さも10度ほどで変化はありません。



Tomio Akutsu (320mm Newton, Cooled CCD camera Teleris2)

No. 23

No. 24

No. 25

No. 26

Hidekazu Nakanishi (Meade 250mm SCT, Starlight Xpress MX5-C Cooled CCD Camara)

No. 16 2000/09/21 18:12:28(UT) I=304.1 II= 64.2 III= 16.2
No. 17 2000/09/21 18:30:18(UT) I=315.0 II= 75.0 III= 27.0
No. 18 2000/09/21 19:12:17(UT) I=340.6 II=100.4 III= 52.3
Enhanced by H.Nakanishi

Meade 250mm SCT, Or25mm(f/51)
Starlight Xpress MX5-C, 0.30-0.36sec
2/2/3 frames composite

  • シーイングがよくてもさすがに0.3秒の露光ではシャープな像は難しいです。

Seiichi Yoneyama (200mm Newton, Digital still camera NEC Picona)
No. 22 2000/09/21 18:13:52(UT)
I=305.0 II= 65.1 III= 17.0

No. 23 2000/09/21 19:07:44(UT)
I=337.8 II= 97.6 III= 49.6

No. 24 2000/09/21 19:49:20(UT)
I= 3.2 II=122.8 III= 74.7

200mm Newton(F4), LV10mm(f/27)
NEC Picona 1/7sec, 2/7/10 frames composite
Seeing:3/5 Transp.:3/5



Kazuyoshi Maeda (350mm Newton, NEC PICONA)
No. 76 2000/09/21 18:28:54(UT)
I=314.2 II= 74.2 III= 26.1

350mm Newton(F5), XP8mm(f/31.8)
NEC PICONA 1/7sec, 7 frames composite


Noriyuki Ito (600mm Cassegrain, Digital Video SONY DCR-TRV20)
No.28 2000/09/30 19:45:15(UT)
I= 0.7 II=120.3 III= 72.3

600mm Cassegrain, K-40mm, Collimated
SONY DCR-TRV20, 8 frames comp.

新潟県立自然科学館


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