昨シーズンから観測されていたSTrZの白斑と大赤斑との会合が始まっています。3月下旬になって、ようやくこの現象の確認がなされると同時に、『大赤斑消失か?』という、報告が飛び込んできました。まだはっきりと確認されたわけではありませんが、STrZの白斑と大赤斑との会合によって、大赤斑に大きな変化が起こっているようです。今後の観測が期待されます。(伊賀:3月31日)
その後、安達 誠氏から3月31日の観測報告が送られてきました。大赤斑は赤味はないもののその痕跡は残っているとのことです。条件は良くなかったとのですが、解説図とともに掲載します。しかしながら、シーイングが悪かったり口径が小さい場合は、大赤斑は見えない状態と言えます(伊賀3/31スケッチ)。The Giant Planet Jupiter(J.H.Rogers)の第10章にあるように、STrZの白斑からの白雲が大赤斑に取り込まれて、大赤斑が淡化している可能性もあります。4月の観測が待たれます。(伊賀:4月 2日)
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STBはかすかながら見えていましたが、GRSの後方についてはよく分かりませんでした。 以上、気のついたことを書き留めましたが、みなさんの中で観測をされている方がありましたら、報告をお願いします。 ところで、このような変化はこの後の追跡が肝心ですが、賭けをしていた3つの選択肢のなかにGRSがつぶれるというのがありましたっけ?
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昨朝、今朝と観測しました。 シーイングはそこそこでしたが、やっとまともな木星面が拝めました。
●SEBの濃度
●その他
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ようやくSTrZの白斑と大赤斑の経度を観測することができました。残念ながらシーイングが思ったほど良くなかったのですが、大赤斑は存在が分かりません。
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GRS付近はシーイングが悪く、モヤモヤしていてはっきりしない。状態をはっきりつかんだわけではないが、記録として無理矢理drawingとして残す。
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