土星のPolar Stormの展開図 by K.Horikawa |
今年話題になった土星のPolar Stormの展開図を作成しました。 極に近い所なので、木星のような展開図だと、横に平たくなって何だかわからなくなってしまいます。そこで、図法を以下のようにしました。 ・緯度方向は等間隔。 ・経度方向は高緯度で経度線が詰まるのを考慮して、緯度の幅の1/2。 Stormの緯度が67°前後なので、cos 60°=0.5で見た目ちょうど良い感じ。 はっきり言って「インチキ図法」です。 土星は傾きが大きいので(今年は+26°前後)、木星で考案した簡略法が破綻していて、周辺部の緯度経度の計算や周辺減光の補正などが ちょっと怪しいのですが、Storm周辺だけなら見苦しくありません。 Storm-Aのドリフトが大きいので(-11.6°/day)、展開図は経度方向に2周分(720°)取り、縦方向は日付ではなく、土星(3系)の自転数にしてあります。 3月末に発生したStorm-Aが高速で前進するうちに、5月にはスピード遅いStorm-Bが出現し、両者が月一回のペースで会合している様子がわかります。 ≪神奈川県横浜市泉区 堀川邦昭≫[Kuniaki Horikawa:Kanagawa Japan]
ALPO-Japan Latest Saturn Section