火星 ALPO-Japan Latest

Mars Image 2020/08/23(UT)
石橋力,井上 修,畑中明利,宮原正育,熊森照明,安達 誠,柚木健吉,山崎明宏
Antonio Lasala Garcia,Yaroslav Naryzhniy,Eric Sussenbach,Constantin Sprianu,Milika-Nicholas
A.Lasala,Y.Naryzhniy,E.Sussenbach,T.Ishibashi,O.Inoue,A.Hatanaka,M.Miyahara,T.Kumamori,M.Adachi,K.Yunoki,A.Yamazaki,C.Sprianu,Milika-Nicholas

解説(安達)/ Comment by Makoto Adachi
Yaroslav Naryzhniy氏の観測は、現在の地表の模様がどのような状態かをよく示している。Deucarionis resio ( 330W~10W,-15)の明部が
やや大きくなっているようで、驚いた。Eric Sussenbach氏の画像をみると、まだまだダスティーであることが分かる。Mare Acidarium
(20~45W,+40~55)にはいつも大きな白雲が出るが、今日も見えている。
Mare Cimmerium (W180~W250,-40~0)南方のダストストームはかなり拡散してきた。東風によって流されて、一部は赤く砂漠の色が見え
てきたようだ。石橋氏がその様子を記録している。井上氏はターミネーター近くになった火山の影を記録している。この位置になると、影が
目立つようになり、面白い姿が記録される。Arsia Silva Mons (W120,-3)に白雲が見られる。また、この火山がターミネーターに差し掛かると、
膨らんで見えるが、熊森・柚木氏はSPC近くに白雲によるターミネーターのふくらみを記録した。

Yaroslav Naryzhniy's observations give a good indication of what the current surface pattern looks like. I was surprised that the
bright part of Deucarionis resio (330W~10W,-15) seemed to be slightly larger. Images by Eric Sussenbach show that the area is
still dusty. Large white clouds always appear in Mare Acidarium (20~45W,+40~55),but it is still visible today.
Mare Cimmerium (W180~W250,-40~0) The dust storm in the south has spread considerably. It seems that some of the desert
colors have been seen in red due to the easterly wind. Mr. Ishibashi records the situation. Inoue records the shadow of a volcano
near the terminator. At this position,the shadow becomes noticeable and an interesting figure is recorded. White clouds can be seen in
Arsia Silva Mons (W120,-3). Also,when this volcano approaches the terminator,it looks swollen,but Kumamori and Yunoki recorded
the swelling of the terminator due to the white clouds near the SPC.

(by 11 observations; reported by Makoto Adachi)

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Antonio Lasala
 
[Antonio Lasala :Morata de Jalon:Spain]

Yaroslav Naryzhniy
400mm Dall-Kirkham : ZWO 290MM,Seeing 7/10 Trans 7/10

[Yaroslav Naryzhniy : Ukraine,Kiev region]

Eric Sussenbach

[Eric Sussenbach : [ Willemstad,Curacao (Dutch Caribbean)]

Tutomu Ishibashi
気流は良く、モニターでも北に飛び出した猫のしっぽのような模様が見えていました。
処理をもう少しやれば、模様がもう少しクッキリするのですが、ドギツク感じたので、押さえました。北極は、青っぽくなっています。

(Tutomu-Ishibashi Kanagawa-P Japan)
≪神奈川県  相模原市  石橋力≫

Osamu Inoue
15時台は薄雲がかかり、カラーフィルターを通しての撮影は無理がありました。18時台は雲が多く、僅かな晴れ間からなんとかRGB1回だけ撮影出来ました。

≪大阪府  枚方市  井上  修≫[Osamu Inoue. Hirakata-shi,Osaka,Japan]

Akitoshi Hatanaka
拡大率を、変えて撮影しました。  Lが像は大きすぎるか??? かなり霞(ダスト)があり透明度は、よくありませんでした。

≪三重県熊野市  畑中明利≫[Akitoshi Hatanaka:Kumano Mie Japan]

Miyahara Masayasu
8月は10日頃から春先のような悪気流続いていましたが、やっと安定してきました。

<<北海道札幌市  宮原正育>>[Miyahara Masayasu. Sapporo,Hokkaido,Japan]

Teruaki Kumamori
天気予報は晴れマークだったのですが、雲が多く雲の合間を縫ってなんとか1セット撮影できました。

≪大阪府堺市 熊森照明≫[Teruaki Kumamori:Ohsaka Japan]

Makoto Adachi
夕立があり、夜半前までは、観測できるような状況じゃなかった。ところがこの時間になると晴れてきた。
慌てて始めたら今度は新しい雲がわき出し、わずかな隙間での観測になった。
終了間際に曇られたため、確認観測ができなかった。

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≪滋賀県  大津市  安達  誠≫[Makoto Adachi:Siga Japan]

Kenkichi.Yunoki
不思議なことに、この日、BE410+ZWO Lの組み合わせで地表の模様がしっかり写った。
モニター上でもまっきりと見えたのでLフィルt−を忘れたのかとチェックするが付いている。8月19日には全く写らなかったのだが。
信憑性を得るため、IDASVRとUBを組み合わせた真正Bフィルター(これは過去の経験からリークは無く信用できる)でも撮像したが模様は写っている。ブルークリアリング発生かとも考えたが、昔(2005年)の経験に基づけばはっきりと写りすぎである。よくわからない。今後も確認していかねばと考える。
ターミネーターの矢印の箇所が膨らんでいる。雲があるのだろう。このところ此処にはこのような膨らみが見える。G、B画像でもこの膨らみは確認出来る。
シレーンからキンメリアの北に沿って平行に走るワルハッラがR画像に比べてB画像では濃く写った。R画像ではキンメリアに対してワルハッラはかなり淡いが、B画像では同じような濃さである。

[Kenkichi Yunoki  (Sakai City,Japan)]
≪大阪府  堺市  柚木健吉≫

Akihiro.Yamazaki
ひさしぶりのLRGB合成です。ASI462MCと比較したいのですが、処理が追いつかない・・・

《東京都町田市、山崎明宏》[A.Yamazaki: Machida Tokyo Japan]

Constantin Sprianu
In mediocre seeing taken on August the 23rd. After about 10 minutes or so the seeing reverted to the usual de-focused and trembling image.
 
[Constantin Sprianu,Otopeni,Romania]

Milika-Nicholas
 
[Milika-Nicholas:Adelaide,South Australia]

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