第21回 木星観測者会議 in 富山

富山市科学文化センター
1996年10月26/27日


出席者(35名):敬称略、五十音順
月惑星研究会石橋、斉藤、佐藤夫妻、鈴木夫妻、竹内、田部、長谷川、堀川
月惑星研究会関西支部浅田、安達、伊賀、河北
大学天文連盟井出、浦田、傘松、上代、木虎、熊谷、酒井、佐野、
仙台、竹内、山田、吉川
東北惑星研究会松田
富山大学天文同好会磯貝、上村、金古、川崎、鈴木、高田、西田、渡辺

記録:伊賀 祐一


【1】開会のあいさつ

渡辺康充(富山大学天文同好会)
冠雪の立山連峰
今回の木星観測者会議の世話役の富山大学天文同好会OBの渡辺康充氏から開会の挨拶がありました。当日は小雨が降っていましたが、翌日は快晴に恵まれ、冠雪した立山連峰を望むことができました。

【2】自己紹介

最初に出席者の自己紹介を行ないました。顔と名前が一致した、和やかなムードで会議が始まりました。

【3】今シーズンの木星

安達 誠(月惑星研究会)

安達 誠氏
今シーズンの木星について取りまとめが行なわれました。1月から10月まで、順次木星スケッチ、写真、CCD画像、CMT観測などの報告を基に、木星の模様について議論が行なわれました。時間の都合で26日だけで終わりませんでしたので、翌27日にも引き続いて活発な議論が行なわれました。

今シーズン観測開始
昨年までの木星
1月〜2月の観測
3月の観測
4月の観測
5月の観測
6月の観測
7月の観測
8月の観測
9月の観測
10月の観測

CMT観測一覧
CMT観測からのドリフト・チャート(伊賀祐一)
模様の自転周期(田部一志)


懇親会

ときとき市場 とっと亭にて懇親会が行われました。

【4】研究発表

(1)木星のPhotometry

竹内 覚(月惑星研究会)

(2)アマチュアによる木星分光観測の実例 −CCD時代の木星観測−

河北秀世(月惑星研究会)

(3)彗星衝突痕跡の10ヶ月間の変化

長谷川 均(月惑星研究会)

(4)SL9衝突の時間変化

田部一志(月惑星研究会)

(5)南温帯縞(STB)と永続白斑

伊賀祐一(月惑星研究会)

(6)土星のベルト状暗班

浅田秀人(月惑星研究会)

(7)木星経年変化(1972−1996)

安達 誠(月惑星研究会)

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【5】来年の開催

安達 誠(月惑星研究会)

IAU総会が1997年8月に京都で開催されるので、その時に外国の研究者を招待して、講演をお願いしたい。
来年の木星観測者会議は8月に京都で開催することが決定された。

【6】閉会のあいさつ

渡辺康充(富山大学天文同好会)

今回の木星観測者会議の世話をしていただいた渡辺氏をはじめ、富山大学天文同好会の方々にお礼を申し上げます。